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20240605 京都へ

今回はライブと展覧会で京都へ

わがふるさと
久々の京都


車で帰ってる時に滋賀で平和堂の看板を見ると
『お、ぼちぼち帰ってきたな』と思う
(アヤハディオでも可)



夕方頃に京都に到着
さっそくラーメン

山科の天

前は新幹線の高架下にあってんけど
建て替えてキレイにしはった

これぞ『昔ながらの京都のラーメン』

ほいでここのお店は唐揚げも有名やねん

うちの弟も行き倒してる



さらにもう一軒
衣笠のハイライト食堂

ここは二十代前半にさんざんお世話になった
わが青春の味

立命館大学のすぐそばの学生向けの定食屋さん

ごはんも山盛りで出てくる

大根おろしをたっぷり乗せた
白雪チキンカツが当時から定番やった

他も何食うても旨いし、めちゃめちゃ安い

派遣のバイトで食うてた時代に、立命とか京大とかの現場も多くて、衣笠キャンパスで仕事の日は大体ここで食うてたなぁ、、、

同僚がカツ丼と一緒にパワーうどん?かなんかをメニューよく見ずに頼んだらカツ丼と『玉子でとじたトンカツを上に乗せたうどん』が出てきて『おばちゃん注文する時教えてくれや!』てなってた思い出のお店


しかし京都も帰ってくるたび変わってくなぁ、
あっちゃこっちゃオシャレな町家がある


御所を見るとなんでかホッとする

街中に急に森が現れたら
それが京都御所です


寺町二条にあった果物屋さんも
のうなってもうてるね

前来た時はあってんけどなぁ、、

梶井基次郎の『檸檬』という小説に出てくる果物屋さんで主人公はここのお店で檸檬を買う

10ページぐらいの掌編やから知らん人はぜひ読んでほしいと思います

非常にアーティスティックで美しい小説です

同じく『檸檬』に出てくる三条の丸善書店も京都の本読みにとっては昔から特別な存在

こちらもずいぶん前に閉店してもうてたけど、いつのまにか復活してるようで嬉しい

しかも同じ三条で復活してるようで
なんか情熱を感じて嬉しい

BALビルもだいぶ昔からある

今度また行かなあかんな



寺町をぶらぶら
ここら昔なにがあったか思い出せへんけど

急にSTUSSYになられても困る

町家が急にPaul Smithになられても焦る、、


昔は『町家』とかわざわざ言うまでもなく
友達の家とかはみんなこんな感じやった


街がめちゃめちゃ変わってるなー

インバウンドの影響か
とにかくホテルが増えてる
『ここ今は何になってんにゃろ?』
と思て見てみると大体ホテルになってる

来るたびに外国人観光客が増えてる訳や



京極かねよの鰻屋さんはまだあった

一安心

新京極の飛行機の看板のゲーセンもまだある


裏寺のバー
剣(つるぎ)

ここのお店も相当古い
代替わりされてる感じやけど昔からある印象

俺が高校の時分からある

バクダン

バクダンて京都限定なんかな?
お好み焼き屋とかに置いてて
それぞれのお店に秘伝のレシピがあって
『あそこの店のバクダンうまい』
とかゆうてたんやけど

大阪にもある感じやけど、じゃりン子チエに出てくる『ばくだん』はモノが違う感じがする

京都の『バクダン』は
赤玉パンチみたいな感じの酒

京都来たらぜひバクダン呑んでみてください

バーのお客さんたちとも意気投合

スコットランドから来た夫婦連れも居はった

他に六十代くらいのおっちゃんが二人

かたっぽのおっちゃんはペラペラの英語でスコットランドの人と喋っててスゴいなぁホンマ

最近は英語喋れなバーで隣の人と世間話するのも一苦労な時代になってきてもうてるよな

マスターともう一人のおっちゃんと昔話

ここらに昔、おばちゃんが焼き方教えてくれて自分で焼く小はるとゆうお好み焼き屋さんがあって、一枚300円やったとか

今は大きいマンションが建ってるけど前はロフトでその前は河原町ビブレがあったとか

ビブレの横に陽気ってゆう韓国のおばちゃんがやってるカウンターだけのせまい焼肉屋があったとか

蛸薬師のネオマートなくなったとか

ずーっとそんな昔話ができて楽しかった


みんな出ていってから
今度は入れ違いに白人のカップルが入ってきた

話してみると男性は京大の博士やって
すごっ

女性はロシアから来てる留学生とのこと

おい学生をナンパするなよ博士

博士はベルギーとかアメリカとか転々としてるらしく、何かすごいよなぁホンマに

『SAKE』をオーダーしてロシア美女に冷酒をレクチャーし始める博士

月桂冠とか伏見の日本酒が好きらしい

何ゆうてんねん酒やったら俺も負けへんでという事で身振り手振りの拙い英語を駆使しつつ

日本酒なら『ひやおろし』を呑むべきやとか
生酒やら原酒もうまいとか
俺は毎年ひやおろしの出回る9月になったら日本酒を買いに酒屋へ行くねんでとか

色々プレゼンしてみるが
どの程度伝わったかいまいち分からず


国際交流って難しいねと思いつつ
みんなに一期一会のお礼をゆうて店を出た



三条通り

尊皇攘夷派の志士たちが新撰組に襲撃された池田屋が、はなの舞の居酒屋になってた

ぶっちゃけここで土方歳三御膳を食べて
『あぁ京都に旅行に来て良かったねぇ』

とかゆうて京都を分かった気になるのは
是非やめてほしいなと思う俺

ま、人それぞれやから別にええねんけどね



三条大橋の河原

弾き語りしてる
今も昔も京都の若者は河原に集まる

木屋町からも近いから
酔い醒ましにも最適やもんね

ドヤ顔でいきって言うならば

京都に暮らすということは
鴨川とともに暮らすということなのです



三条大橋のたもと
弥次さん喜多さん像

昔の待ち合わせの定番スポットやった
『待ち合わせ』ってのももう死語なんやろな



高瀬川
鴨川の西
木屋町沿いを流れる細い川

もっぺんドヤ顔でいきって言うならば

京都の繁華街の色恋は
すべてこの細い川を流れてゆく


鴨川の西にある先斗町(ぽんとちょう)通り

歌舞練場や鴨川に面した納涼床のある
いかにも京都どすえ~って感じの通りである



んで、その西にあるのが木屋町通り

キャバクラ居酒屋バー
何でもござれの繁華街である

先斗町と木屋町の間は
せいぜい10~20メートル位しか離れてない

なのにキッチリ棲み分けされている

先斗町は和服の若旦那とか歌舞伎の役者とか舞妓さんが着物でしっぽり歩いてて

木屋町は黒服がキャッチしてて女の子がガールズバーいかがっすかーゆうてて大学生が吐いてる


『隣のエリア』とかのレベルではなく『一本となりの道』で異なる二つの町が並列に存在してるのが、なんかすごいなぁと毎回思う

まあ、なんかすごいなぁと思うだけやけど


先斗町と木屋町をつなぐ道

さっきのはんなりした路地からそのまま西を向いてパシャリすればこの写真が撮れる



先斗町と木屋町の
ちょうど中間地点に居はったお地蔵さん

若干、木屋町に乱暴されてる


深夜、大豊ラーメンへ
ここも京都に帰ってくるたんびに寄りたいお店

木屋町にあって営業時間が18時~5時
酔客に全振りのお店である


ここはなんしか黒豚チャーシューが旨い

はっきり言ってここの店の麺とスープは
『チャーシューを食うためのアテ』である

お店の人にゆうたら怒られるやろうけど
俺はそう認識してる

京都を離れて二十年

日本中、どこのお店でどんなに旨いチャーシューを食うても、やはり最後にはここのラーメン屋のチャーシューが食いたくなって戻って来てまう

きたない狭い店でカウンターで隣の人と肩ぶつけながら食うから旨いんかもしらんね



なんか今回、ここも変わってまった、あっこもなくなってもうてんねえ、とゆうオッサンの回想がメインな非常に懐古的で後ろ向きな記事になってもうたけど、まあ後ろを振り返ったらあかんとゆう法律は特にないのでこれで




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