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20240715 祇園祭 宵々山へ(行けず)


本当は祇園祭を久々に覗きに帰ろうと思っていたが観光客で激しく混雑しているであろう宵山の京都をうろつくのが面倒になって京都に行くのはやんぴにした

しかも雨予報なので尚更イヤだ

もし晴天に化けても最近の35度超えの連日の猛暑を思えば『家おった方が賢い』と思い、今クーラーの効いた自宅でこれを書いている

有名な京都あるあるのひとつ
『京都人は祇園祭には行かない』
を図らずも体現してしまった今年の俺だ

なんで行かへんかというと

『あんなもん混むだけやし蒸し暑いし観光客だらけやし出店のたこ焼きは500円も600円も取りよるし居酒屋は祇園祭価格やし暴走族でいっぱいや』からである


京都人は行列と人混みがとにかく嫌いなのだ
様子見して傍観して冷笑したいのだ

京都市民の中でも東西は祇園~烏丸、南北は押小路~五条あたりに住んでいる一部の人たちはそれはまあ祇園祭に行くだろうと思う

だがそれって
『東京の港区六本木に住んでます』
みたいな事で
大方の市民には縁遠い選民の話っす


加えて宵山の期間は市内中心部の大動脈なエリアが丸っと歩行者天国に変わるため、うかつに外に出るとマジで身動きが取れんくなる

メインの大通りが車もバスもタクシーも向こう側まで行けませ~んとなるので、じゃあもう家に居ようとなる市民も多いのだ

補足
宵山(よいやま)とは祇園祭のメイン行事の山鉾巡業の前の三日間を指す

クリスマスとクリスマスイブみたいな感じ

宵々々山→宵々山→宵山→山鉾巡業となる
よいよいよいやま→よいよいやま→
よいやま→やまぼこじゅんぎょー


つーか、ええかっこしいで堅苦しい京都の祭なので『しきたり&しきたり』で、細かい補足を入れだしたら沼すぎてキリがない

前祭とか後祭とか花傘巡行とか、、、

それでもざっくり超適当に説明すると数十基の各町内の山鉾(まあ神輿みたいなもん)が、四条とか祇園とかの大通りを練り歩いて八坂神社を目指すチキチキマシン猛レース、それが祇園祭っすわ(まあレースではないけども)

お上品な京都人の祭なので、他の地域の神輿のようにぶつけたり喧嘩したりスピードを出したり最後に燃やしたりはしないし、車輪が付いてるから肩に乗せて担いだりもしない

『動く美術館』とゆわれる位やから
観るメインである

スーパーカーのパレードみたいなもんすね


んでね

山鉾が行く順番は毎年、京都市役所で行われる
『くじ取り式』によって決められる

だがそこはイヤらしい京都の事
幾つかの鉾は『くじ取らず』として
毎年順番が決まっているのだ

その最たるものが長刀鉾である

長刀鉾は『くじ取らず』の『一番くじ』
問答無用で毎年先頭だ

34基の鉾の中で唯一、生きた稚児が乗るのが四条烏丸にある長刀鉾(なぎなたぼこ)で

毎年、お稚児さん(おちごさん)という長刀鉾に乗る男の子が一人だけ選ばれるが、その選考基準は完全にブラックボックスの中にある

『市内の男の子を対象にオーディションする』

とかではないし公募とかもしない

まあはっきし言って一握りの権力者のガキの間で持ち回りでやってる感が凄い

大手メガバンクや京都の地銀の本店が立ち並ぶ四条烏丸の近辺が家で、そこに住んでますねんって、どんな特権階級の貴族やねんなと思う

まーそーゆー人らは自分とこの町内に鉾(ほこ)があるからそりゃあまあ生まれた時から我がの町内に鉾があれば鉾らしいやろね
良かったねという話だ



そうでない大多数の市民からすれば『よその町内でやってはる祭り』であり、出掛けていっても大多数の観光客とごちゃ混ぜにされて『お客さん扱い』されるだけなのでわざわざ出掛けようとはならない


実際、昔知り合いに四条生まれの奴がいてそいつは小学生の頃から仕込まれてきた町内の『横笛担当』らしく、25歳位の時でも『笛吹かなあかんから』って仕事を休んだりしていたが嫌われていた

初夏が近付いてくると
四条や烏丸のあちこちで横笛や鐘が

シャンシャンぷわ~っ!
コンチキチン、、、

と鳴る練習の音が聴こえてきて
『ああそろそろ祇園祭やなあ』と思い


だが当日は行かない



京都市民にとって祇園祭とはそういうものだ
(知らんけど)


つーか
うだうだと祇園祭について好き勝手書いているが何故に祇園祭に今回行こうとしてたかとゆーと手拭いを買いに行きたかったからだ


宵山につづく


だらだら書いてたら長文になって来たので
何となく二日に分けてみる




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