20240918 高岡へ①
夏の終わりに
富山県は高岡市に行ってきました
日本海随一の魚の街 富山県
『富山の回転寿司は別格』とよく聞きます
今回も食い気が先行の旅です
愛知県から岐阜を経由して
156号線を北上してゆくぜ!
途中、岐阜の美濃市で小休止
お、レトロ駅舎だ~
こちらは『うだつの上がる街並み』
非常に雰囲気のある町並みが広がってます
これが『うだつ』
まぁ要するに
隣家が火事になった時に
延焼を防ぐための防火壁なんですが
これをまあデラックスな鬼瓦みたいにして
装飾を競ったりしてたんだとか、、、
富と繁栄の象徴 ステータス
今で言う『レクサス』や『タワマン』やね
無駄に装飾して、金をかけて権勢を競う
昔の人もやってる事は今と同じですよねぇ
『あの家はいつまでたっても貧乏で、うだつが上がらん家やなぁ』とかゆってた訳ですね
で、この街はなんでここまでずらっと
『うだつが上がる方々』が居たのか?
何で儲かってたのか?というと
和紙作り
美濃和紙の産業で栄えてたようです
しかし凄いのは
かなり広範囲に町家が広がってる点で
『ギリギリこの角度からなら、昔の町家の風景写真が撮れるよ』とかでなく
どこからどう撮っても町家なんですよね
この一帯は
かなりタイムスリップ感を味わえます
こういう高いビルの無い風景って
木造の建物だらけの風景って
日本人である自分の魂に響くというか
そこに居るだけですごい癒されます
これだけの広範囲で景観を維持するのは
大変やろなあと思いました
続いては
ひるがの分水嶺公園
ここは標高約875m
大日ヶ岳から流れてきた水は
ここで日本海と太平洋に分かれてゆきます
地味にすごい
そこから更に156号線を北へ北へ
ちなみにこの国道、いわゆる『酷道』でして
崖ギリギリの道や狭い山道など
鮮やかに死ねる素敵な道として
昔から156(イチコロ)酷道と呼ばれています
まぁでも最近では道幅も広くなって
かつての旧道ほど危険ではないです
白川郷の合掌造りの集落にも寄りました
ここもずっと来たかったんですよね
世界遺産に認定されてるだけあって
やはり荘厳さに圧倒されます
『まんが日本昔ばなし』の世界ですな
集落が丸ごと観光地になってる感じで
外国人観光客も大量に歩いていて
観光バスも何台も停まってました
ちなみに白川郷の少し南にも
旧遠山家住宅というのがありまして
こちらは国指定の重要文化財です
合掌造りの内部をじっくり観たければ
こちらもオススメです
この地域では『大家族制』といって
一軒の家に数十人が暮らしていたそうです
上の階では養蚕が行われていました
ちなみに僕は高所恐怖症です
合掌造りの上の階とか超見たかったのですが
いざ上がってみると
ギシギシと鳴る床に恐れおののき
『アカン、、。これあかんやつや。高い。高いわ。あかん。ヤバイわこれ。死ぬ。死ぬ』
とキモい独り言をぶつぶつ呟きつつ
泣きそうになりながら
へっぴり腰で、すぐ降りました
ふう、、
今日はこのくらいにしといたるわ、、、
こんなに古くてこんなに高い木造、、
全っ然、信用できひんよね、、、
白川郷の合掌造りの集落
次回はゆっくりと
雪の深い冬に泊まりで来てみたい
このあたりから
信号機もタテ型になってきました
『ここらは豪雪地帯でっせ』って事ですね
長かった156を抜けてようやく富山へ
北陸に来たからには
まずはゴーゴーカレーでしょうが
このどろりとしたコクがええねん