アイドルという一つの命

 前にYouTubeを見ていたら、10年以上前に活動していた地下アイドルグループの動画を偶然見つけた。何となく気になって動画を再生してみたら、10年以上前の動画だけれど、やはりそこにもアイドル文化があった。可愛く舞うアイドルに盛り上がるファン。最近ライブハウスで見ている光景と、何も変わらない。アイドル文化の歴史を感じた。10年以上前にも、アイドルを目指して、その夢を叶えた方々がいる。なんだか感慨深いと思った。それからずっとそのグループのことを忘れられずにいた。
 そのグループの公式SNSを今日発見して、約10年前の解散ライブの画像とか、ファンからの温かいコメントとかを見て、とっても愛されていたのだなと思った…。アカウントを消しているメンバーの方もいたし、アカウントを残していてももう完全に更新を止めているメンバーの方が殆どだった。メンバーの方々が今何をしているかだなんて一切分からないし、きっと今はアイドルを引退して他の仕事をされているのかなと思う。メンバーの方々、きっと今もどこかで生きている。でも、数名のアカウントが消えていて、他の方々も殆ど更新が終了していて、そしてもう二度と行われることはないそのグループのライブの光景の画像を見ると、アイドルというのは一つの「人生」なんだなと思った。グループ卒業や解散したアイドルさんが、活動最終日を「アイドル人生最後の日」と表現することがよくある。やはり人生と表現しても過言ではない。アイドルを星だと表現するのも納得がいく。アイドルは輝きを放っていて、デビューしたらいつか「卒業」がありアイドルではなくなる日が来る。アイドルというのは星の命に似ていると感じた。悲しくはあるが、すごく尊いものだ。
 今日の出来事で、やはり私はアイドルになりたいのだと思った。アイドルは輝いていて、尊いものだと実感した。誰かの幸せのきっかけに、卒業後は誰かの幸せな思い出になりたい。私自身小さい頃からアイドルの曲を聴いていてずっとアイドルが大好きで、人生の大部分がアイドルで構成されているからこそ、アイドルの素晴らしさを色んな人に教えたい。あとこれは最近考えていたことだが、周りと違う人生を歩もうとをする人を馬鹿にする風潮はずっとなくならないけれど、後悔なく生きようとすることは間違っていないし馬鹿にできるようなものではないと証明したい。最近、地下アイドルのファンには女性層や学生層が増えている傾向があって、だからこそ様々な層の人に伝えられると思う。少し前から夢について少しネガティブに考えていたけれど、ポジティブに考えられるようになった出来事だった。今の気持ちをずっと鮮明にしておくために、文章にした。


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