共感はするが,同感はしない。
あのイマイチな月曜の雰囲気は,その日で終わりました。やはり「いつも」というものは,ない。
今日は,ちょっかいの掛け合いによる授業中のミニトラブルがありました。そこは別に構わないんですが。
内容としては,
「自分が怒られたが,あいつから始めてきた。」
「俺だけ怒られるのはおかしい。」まぁ言いたいことは分かるが,よくなかった行動に関しては指導が必要です。
僕が聞き取る際にするのは,【繰り返し】。
相手の言葉の中で,感情の部分や相手にとって一番引っかかっている事柄をオウム返しするのです。
気をつけたいのは,「分かる。〇〇ムカつくね。」と言った同調・同感です。
仲間になってしまうと,その人にとって(自分のこと全部理解してくれている)と勘違いさせてします。
そして,それに対するズレが出始めると関係は瞬く間に壊れていきます。
「分かってくれてない。仲間だったのに」と。
子供達にとって【聞いてくれる・知ってくれる】ことは,とても安心するものだと思います。例え,自身がイライラしていても,聞いてくれる相手が丁寧に・落ち着いて聞いてくれるだけで,その雰囲気は伝播します。
予防的な生徒指導ではないですが,共感すること。
そして,「この後どうする?」って,相手にちょっと先の未来の選択肢を作ることが,その子の糧となり,心が伸びるきっかけになっていくのだと思います。