面白いジャズ
2022 10/20(木)
ジャズのことはよく分からないが、ジャズが好きで昔からよく聴いている。
チャーリーパーカーは?マイルスデイビスは?ジョンコルトレーンは?
などと聞かれると、非常にまずい。
よく聴いてはいるものの、それが誰の曲であるのか、ほとんど意識していないことが多いからだ。
ただただ、心地良いから聴いている。
「ジャズ喫茶はいいよ」なんて言われて、何度か行ったこともあった。
だが、全然、心地よくなかった。
第一、今、流れているこの曲がいいなと思っても、慣れないその店で慣れない店員に「これいいですね、なんて曲ですか?」なんて聞ける空気も勇気もない位、ジャズ喫茶というのは私語禁止のような暗黙の空気が流れていた。
俺が行った場所がたまたまそうだったのかもしれなかったが、まるで寄席で面白い芸人を観たのに、なぜか舞台にめくりが出てなくて、誰だか分からないまま笑いの余韻だけを残しながら家路に着くような、実にフラストレーションが溜まった心持ちになったのである。
そんな、なんちゃってジャズ好きの俺だが、最近ではチャールズミンガスにハマってきている。
他の芸人のネタとは全く違うベクトルで来るからだ。
あっ、芸人じゃなかった。
でもジャズ奏者も芸人である。アドリブが命だ。
チャールズミンガスのジャズは面白い。
面白い、なんてジャズの感想ではおかしいのかもしれないが、聴いていて本当に面白い。
初めてファンになったジャズアーティストだ。
俺は、ジャズのことは分からないが、チャールズミンガスの面白さだけは分かったような気がする。
この感想で合っているのか?
まぁ、いいではないか。聴いていて気持ちよければ。