見出し画像

健康診査に行くことにした

2022 9/9(金)
 
練馬区から案内が来たので、健康診査に行って来た。
まもなく45歳になる俺。昔だったら、一々、足を運ぶのは面倒だと思っていたが45歳というのは、おっさんである。
おっさんだから、知らないうちに不健康になっているかもしれない。
しかも無料で受けられるようで実にありがたい。
こういうタイミングでもなければ行くことがない。
よし、行こう。ちょっと怖いけど行こう。健康診査、んっ?
「診断」ではなく「診査」どういう意味なんだ。
調べてみたら、健康診査とは、法律による保険事業のひとつと書いてある。だが、健康診断も健康診査も基本的には同じだそうだ。
なんだかよく分からない。健康診査という言葉が「健康審査」という風にも聞こえた為、俺は一瞬、審査員がいて、オーディション会場みたいな場所でパンツ一丁にならされるのを想像してしまった。
そんな妄想を描きながら、健康審査を受けに近所にある診療所へ行くことにした。
しかし、普通、病院とは具合が悪いから行くものだが、別段、体調は悪くない。唯一、腹が減っている位か。
そうだ、健康診査を受ける場合は10時間前から何も食べてはいけない。
案内の説明に書いてあったので、俺はこの10時間は体力を使わぬよう、家の中で過ごした。
そして外に出た。だが、歩いている内に急激に腹が減ってきた。
少しでも運動をしたらこんなにもペコペコになるものなのか。
身体というのは正直である。
近所の診療所は、初めて行く病院なので場所が分からず、スマホの地図をたよりにようやく辿り着いた。
診療所は、練馬の商業施設・ココネリの近くにあった。ここで俺は毎月落語会を開催している。その道中に病院があったとは、知らなかった。
だが考えてみたら、病院があるのを知らなかったということは、今まで健康だったということではないのか。
不健康だったら、病院を意識して、自然、看板に目がいくだろうが、健康な時に、こんなところに病院があるなぁとは思わないのではないか。
元気いっぱいの小学生が「内科は1丁目にあって、外科は3丁目にあって」などと元気に言っていたら、すぐに学校を休ませた方がいい。
健康な俺は、不健康が大集合する病院へ、元気いっぱいで入るぞ。
そんな気分だったが10時間の空腹ゆえ、ちょうどゲッソリした面構えになった俺は診療所に入って行った。
待合室には明らかに体調が悪そうな患者さんたちが5名ほどいた。
本物の病人と、偽物の病人。
だが検査結果によっては、俺も近いうちに本物の病人になるかもしれない。ドキドキしながら健康診査の時間を待った。
 
※続きは明日
 
 
 
 
 
 
 
 
 

いいなと思ったら応援しよう!