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回送中の部屋(改装中の部屋)


今日は、改装中の部屋に手を加えてみた。
ずっとイメージしていた空間を形にしたくて、注文しておいたステッカーを貼ることにした。
ステッカーには、大きな大木が描かれ、その枝には満開の花が咲き誇り、紅葉した葉が鮮やかに色づいている。
枝葉の間には、小鳥たちが楽しそうに集い、賑やかな生命の気配が漂う。

この木が、この部屋の「シンボル」になるといいな――そう思いながら選んだ一枚だ。
さらに、レースのカーテンも取り付けた。
風が吹き抜けるたびに揺れるその姿は、部屋全体にやさしさと心地よさを運んでくれる。

少しずつ形になっていく部屋を眺めながら、ふと考えた。
この部屋は誰のために、何のために作っているんだろう?

もしかしたら、ここを訪れる人たちが心地よさを感じ、エネルギーを満たして笑顔で帰っていく姿を思い描いていたのかもしれない。
また、正月に帰省する子供たちや孫たちが、この部屋で喜んでくれる様子を想像するだけで、自然と笑みがこぼれる。
大木のステッカーを見上げながら「これ、なに?」と興味津々に聞いてくる孫や、鳥の数を数え始める様子を思い浮かべると、今からその瞬間が待ち遠しい。

この部屋づくりは、私が「誰かを想う気持ち」を形にする作業そのものだと思う。
人が集まり、笑い声が響き、どんな時も戻りたくなるような場所――そんな空間を目指して、少しずつ仕上げていこう。

未来への期待感を込めて、この部屋をこう名付けよう。
「ひだまりルーム ~生まれ変わりの予感~」

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