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【詩】雪だるま



雪 降り積む公園

雪を かぞえてみた
一ひら一ひら
目まぐるしく数えた
疲れ果てて目をとじると
全て 無にかえる

一足 歩み
立ち止まる
今の 足跡は
もう雪に埋もれているだろうと
胸を熱くして

冬の空の愛の證し
冬の空の生命の溢れ
気紛れに 舞い上り舞い落ち
くちづけもさせず
その清らかな媚態に
地が とまどっている

冬の空の愛の證しが
私の存在を忘れさせる程に響き
やがて 一個の
ひとかたまりの雪となる私は
呼吸する事を止めてしまうだろう

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