悲しい現実
7月が終わり、もうすぐ8月。
お盆には、姉夫婦と兄夫婦が実家に集まる。
姉夫婦と兄夫婦に会うといつも、現実を突きつけられる。
仕事をしていない私としては、肩身が狭い。
本当に狭い。
うつ病で仕事してなくて、独身ってだけで、社会的に肩身が狭い。
これは、誰かに言われたとかではなく、私はそう感じる。
姉夫婦も兄夫婦も優しくて、気配りができる方々なので、「仕事どう?」「結婚はまだ?」と言われたことはほとんどない。
本当にありがとう。助かる。
肩身が狭いことを、姉だけに言った時に、「結婚してもね、子どもは?って聞かれるよ。彼氏は?次は結婚は?次は子どもは?って言われてさ、そういうのずっと続くよね」って言っていた。
結婚して、もう何も言われないと思ったら、「子どもは?」と言われるのかと思うとゾッとする。
そっか、私だけじゃないんだって。立場は変わるけど、いくつになっても言われるのか、困るね。
現実を突きつけられるけど、9割ぐらいは楽しいで終わるので、心配はしてない。でも、やっぱり、かまえてしまう。
「仕事どう?」「結婚はまだ?」
って言われたらどうしようって心臓バクバクである。
兄に「好きな人いないの?」って言われて、仕事してなくて買い物するだけの往復で出会いないし、私は涙目で「うつ病を理解してくれる人がいいな」とぽろっと言ってしまった。
兄は、悲しそうな顔をして黙っていたけど。それから、兄は、私にそういうことは言わず、普通に接してくれてる。
私は、仕事をしているかしていないかにこだわりを持っている。
持病があるってわかってても、やっぱり仕事をしないとなと思う。
思うけど、履歴書を書くとか面接の時に絶対に聞かれる。「仕事をしていないこの2年半は何してたの?」って。多分。
どう答えるべきか、どううつ病であることを隠すか、どううまくかわすか、
と色々考えてしまい、履歴書に手をつかず、ごちゃごちゃぐるぐる考えて、疲れて、仕事探しも履歴書書くのも面接対策も一旦全部やめてしまう。
それを何回も繰り返している。
姉夫婦と兄夫婦に会うと、仕事の事と結婚の事で、いつも以上に悩む。
これって、うつ病で仕事してなくて、独身じゃなくても息を吐くように、「仕事どう?」「結婚はどう?」「子どもは?」って家族とか親戚とか周りの人たちに言われるんだろうなって。
自分のことは、自分で決めるし、考えるからさ、ほっといてくれよ、そっとしといてくれよって思う。
とりあえず、姉夫婦と兄夫婦をもてなすために料理頑張る。