パズルをやりながら猫の親子の物語を見守る「indento」
普段あまりやらないパズルゲーム。
ビジュアルに惹かれて買っちゃった。
お弁当箱のパズルをやりつつ、猫の親子の物語を追う、そんなゲームです。
お弁当っていいよねぇ…。
お弁当箱を完成させるパズルゲーム
正方形や長方形のお弁当箱に与えられたパーツを組み合わせて、見本と同じお弁当箱を作っていくというパズルゲームです。
パーツの種類が結構多くて、指定したマス同士を入れ替えたり、コピーしたり、移動したり。
ステージがたくさんあるのですが、後半に行くにつれてやはり難しくなっていきます。
与えられたパーツは使い切らないといけないので、マス同士を重ねたりする必要が出てきて、けっこう難しいです。
14×9ステージ+隠しステージがあるので、予想外にボリューミーでした。
食を通した親子の形
物語としては、猫のお母さんが子猫のためにご飯を作っていくという形で進んでいきます。
離乳食に奮闘してるっぽい様子は、全世界共通なんだなぁとか思ったり。
やがて子猫は大きくなって親元を離れますが、離れてもお母さん猫が作ってくれた食事が息づいているのかなと思わせるシーンもあります。
食に関わる仕事に就いたっぽい様子から、そんなことを思ったり。
っぽい、というのは、物語はイラストのみで展開されるからです。
受け取り方はプレイヤーにお任せします的な。
親が作ってくれた料理って、自分の食に対する価値観のベースですよね。
猫の親子の物語を見ていると、その食に対する価値観は世代を超えて伝わっていくのだなぁと思わせられました。
詰まった時はガイドもあるよ
パズルは基本的に苦手なので、詰まった時は潔く攻略に頼っていました。ありがたい。
ゲームの攻略を見ちゃうのって個人的には負けた気がして嫌なのですが、何を重視するかを考えた時に、今回はストーリーが気になるというのが第一だったので、攻略に頼りました。
自力で突破する嬉しさや達成感はもちろんゲームの醍醐味ですが、やはり大人になると時間は限られているなと感じますし、時間をかけてでもやりたいこと、ここは省略していいところ、などの見極めをしていくのは必要かな。とか思いました。
子どもの頃ってなんであんなに膨大な時間があったんだろうね。
まあ今は今なりの楽しみ方で遊びたいところです。
愛情だったり、優しさだったり、思いやりだったり。「料理の隠し味は愛情」とはよく言いますが、その通りだなぁと。
そんな料理の良さを感じさせてくれる、素敵なゲームでした!