なかなか鬼畜ゲー「いるかにうろこがないわけ」
「ファミレスを享受せよ」の制作者である月間湿地帯さんの過去作品です。
短いステージを連続でクリアしていく、1発の重みがすごいシューティングゲームです。
シューティングゲームはCupheadをちょこっとやったくらいで、普段はほぼやりませんが、ファミレスを享受せよが好きすぎて、もはや作者買い(?)してしまった。
おいし水さんの作るゲームの世界観が超好きです。
短いステージをクリアしていくシューティングゲーム
ゲームとしてはシューティング。
与えられた1発の弾で敵を倒していきます。
ちなみに外したら弾は復活しないので、体当たりで残機を削って敵を倒すしかないです。シビア。
最短3秒くらいで1ステージをクリアできます。
シンプルな画面ですが、簡単なステージでも弾が1発しかないとなると、かなりの緊張感を伴います。
ステージが進むごとに敵も複雑な動きと攻撃をしてくるので、なかなか厳しいです。
普段シューティングをやらないので、不慣れと緊張感とプレッシャーが融合して、めちゃくちゃ難しく感じました。
ちなみに残機が0になったらまた最初からです。鬼畜。
何ステージかに一回、スキルを取得することができます。
このスキルはランダムで出てくるらしく、必ずしも自分が使いたいスキルが出てくるわけでない。
この辺は運ですね。
個人的にはニードルが便利だなと思いました。
画面下で展開される、いるかにうろこがないわけ
ゲーム画面の下部に、いるかにうろこがないわけを語る文章がステージごとに出てきます。
…………読めないよ!
シューティングしながら文章を読むというのはなかなか斬新。
ゲーム自体が緊張感とプレッシャーがすごいのに、それに加えて文章を読ませてくるとは、やはり鬼畜…。
このほぼ読めないであろう仕組み、なんでこんな仕様にしたんだろう。何か意味がありそうな気もする。
いるかのうろこはどうなったのか
64ステージ連続クリアは私には無理だったので、諦めて動画でいるかにうろこがないわけを読みました…。悔しい…!
全ステージクリアすると物語を通しで読めるそう。
かつているかは人類との戦争に勝ち、生き残った人間は奴隷として扱われるようになります。
その奴隷の中で、いるかの鱗磨きをしていた人間が、落ちた鱗を削って芸術品のように仕上げました。
その作品を見たいるかが、私にも作って欲しい、私にも、と群がるようになります。
いるかにとって無価値だったものが、他の人が有効活用し、それに価値を見出し、それを奪い合う戦争に発展します。
そうしているかは同士討ちを行い、鱗はなくなり、数を減らし、勢力を失っていきます。
と、いうのが大雑把ないるかにうろこがないわけです。
発想がすごいですよね。
確かにいるかはツルッとしている。でも昔鱗があったのでは〜という想像力はとてもすごい。
海で暮らしていながら、魚に近い形でありながら、魚類ではない。
確かに、考えてみれば不思議だなぁとも思います。
あるようでないような、不思議で面白いお話でした🐬