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(2025年1月)みなとみらいでみた大道芸
2025年1月の、とある日曜日に見たもの。
横浜方面へ出向きました。
みなとみらい地区にあるグランモール公園を北から南に向かって歩いていく。
気温は高めで日向では暖かさを感じられるものの、日陰に入ると途端に寒い。
なにより冷たい風が強く、風にさらされると手が悴(かじか)む。
歩き続けていくと、遠くの方からスピーカー越しの声が聞こえてくる。
横浜美術館の前が広場になっていて、そこに人が集まっていました。
近づいて見てみると、集まった人たちを前にして背の高い中年男性と3人のチビッコが立っていました。
並んで立つ3人のチビッコは小学校低学年からその前後の未就学児といったくらいのお年頃でした。
それぞれが細長い棒を上に向けて持っており、これから皿回しリレーをやるようです。
つまりは大道芸が行われていて、話しながら進行をしている中年男性は大道芸人の人なのでした。
大道芸人の人から始まった皿回しは、一番端のチビッコの棒の先端に回転したままの皿が移され、そのまま順調にチビッコたち3人の棒の上をリレーされて行きました。
そして最後に再び大道芸人の人の持つ棒の先端に皿が戻って大成功。
ギャラリーからやんや!やんや!の拍手です。
若いチビッコたちは、あの年齢で上手にそれも堂々とできてしまうのがすごい。
日本の芸事の未来は明るいです。
いやいやいや、そんな楽観的なことを言っていると足元を掬われてしまうので、真摯に向き合っていかねばならないのかもしれない。
お手伝いをしてくれた3人のチビッコにはバルーンがプレゼントされ、続いて大道芸人の人が繰り出したのは!
ボーリングのピンのような道具を3本、投げ回し始めました。
くりくりと3本が空中で面白いように投げ回され、途中でその道具を使って空手チョップ。
大道芸人の人のセリフにスピーカーで強いエコーがかかって
「空手、、、(空手、、、空手、、、空手、、、)チョップ、、、(チョップ、、、チョップ、、、チョップ、、、)」
なんかちょっとだけ微妙な空気が流れました。
お客さんの反応はあるものの、その反応が少し散漫な感じでした。
昔は「空手チョップのお兄さん」と言われていたらしいけれど(本人談)。
それでも構わずヨーヨー(中国式のコマ)を取り出して
ひょ~~~~~~~~~~~っと
高くコマを上げれば、子連れのファミリーを中心に人も増えていき、だんだん雰囲気が盛り上がっていきました。
いろんな小ネタをぶっ込んできたり、マジックを見せてあっと驚かせたり、大道芸人の人の軽妙なトークと相まって、明るく楽しい空気が充満してきました。
大勢の子ども達のニコニコ顔がまぶしい。
煌々と燃え盛る3本のたいまつ。
危険極まりないその3本を大道芸人の人は、いとも軽々と投げ回し始めました。
ここでまたしてもエコーのかかった
「空手、、、(空手、、、空手、、、空手、、、)チョップ、、、(チョップ、、、チョップ、、、チョップ、、、)」
さすが、空手チョップのお兄さんと言われていただけのことはある。
いよいよパフォーマンスも佳境に入ってくると、手で持つところがない創作されたような竹馬が持ち出されてきました。
普通の竹馬のように手で動かせないので、足踏みだけでバランスを取る必要があるそうです。
1mぐらいは高さがありそうです。
お客さんのハラハラとした視線を受けながら、足踏みをしながらバランスを取る大道芸人の人。
そしてなんとそれで先ほど使っていた火のついた3本のたいまつを投げ回すという究極芸には、お~~~っという声とともに拍手が送られていました。
そのダイナミックさに度肝を抜かれました。
最後は筒の上に板を二段重ねにしてグラグラな状態のところへ飛び乗り、再び3本のたいまつを投げ回し大きな拍手で包まれました。
その大道芸人の人は55歳と言っていました。
先日W杯の代表入りを決めたスキージャンプのレジェンドと言われる選手より高齢です。
この大道芸人の人もこれからまだ世界を目指せるかもしれない。
さすが大道芸のベテランだけあって、徐々に雰囲気を盛り上げて行き、楽しい気分は子どもだけでなく、大人まで一緒に夢中になって見ていた人が多かったのが印象的でした。
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おわり