(2024年1月)さいたま新都心でみた大道芸 その2
(つづき)
さいたま新都心駅を西側へ、昼時12時半をまわったころ、細面な男性を中心に半円を描くように集まった人々。
派手な靴下がまたチャーミングな男性は、高さが30cmほどのプラスチック製のバケツと言ってもいいような大きさの複数のカップを手にしていました。
赤、黄色、緑の3色がそれぞれ4コ、全部で12コのそのカップを忙(せわ)しく地面に置いたり、重ねたり、積み上げたり。
これから始まるであろうパフォーマンスのイントロダクションにお客さんの興味が寄せられていました。
縦に3段積み上げられちょうど1mほどの高さになったところへ天板をのせ、それでテーブルのような形になりました。
どうやらそこを主な舞台にパフォーマンスが行われるようです。
四つのサイコロを並べると、右手に持った筒を高速で左右に振りながらサイコロを順番に収めて行きました。
で、ヒョイと筒を持ち上げると、綺麗に縦に積み上げられた4コのサイコロが現れました。
まるでマチャアキのかくし芸です。
それからお客さんとのコミュニケーションをとりながら続いて行くサイコロ芸。
穏やかな口調ながらも小気味の良いおしゃべりに、見ている人たちの楽しい気分が盛り上げられて行くようです。
そのあとのボールを使ったパフォーマンスでは、ユーモアを交えながら小学生の男子にお手伝いをしてもらっていました。
冒頭のバケツサイズのカップを両手で持った小学生男子は、投げ上げられた4コのボールを次々とカップでキャッチして大成功をおさめ、大きな拍手を受けていました。
初めは緊張気味だったけれど、最後にはその小学生男子の笑顔が浮かんだ表情がショーの楽しさを表しているようでした。
スポーツスタッキングについての解説をしたあと、実演してくれました。
12コのカップを積んだり重ねたり、実に素早く、そのスピードは8秒台。
10秒チャージでゼリーを飲みきるより速いです。
そしてさらに本人から衝撃のご報告が、、、。
この日の朝、その8秒台の記録が年齢別の世界記録として認定されたとのこと。
その素早い手さばき、8秒台ならACジャパンの30秒CMが一本流れる間に世界記録が3回出せる計算です。
これはすごい。
最後は音楽に合わせて紅・白のカップ、さらに一色加えて三色のカップで盛り上げて大団円を迎えました。
地味な道具を使いながらも華やかなショーとなりました。
(2024年1月)さいたま新都心でみた大道芸 その3につづく
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