(2024年9月)ソラマチでみた大道芸 その1
2024年9月の、とある土曜日に見たもの。
タワーとしては世界一の高さを誇る東京スカイツリー。
そのスカイツリーのお膝元、ショッピングセンターの東京ソラマチへ行きました。
駅直結の地下からではなく地上、街なかから東京ソラマチの近くへ行くと、音が反響しているのか上空から賑やかな音楽とマイクアナウンスが聞こえてきました。
音響に導かれるようにソラマチのフロアを2階、3階と上がって行き、スカイツリーのタワーの入り口にあたる4階にたどり着きました。
そこは一度屋外へ出ていることとなり、大きな青空のもと東京スカイツリーを真下から見上げる広場となっていました。
賑やかな音響の主は、二人組の男性でした。
お揃いの真っ赤なシューズに、オーバーオール姿の二人組でした。
けっこう広めのスペースを取るように地面にロープが置かれ、2人の様子をみる人たちがぼちぼちいました。
2人はヘッドセットのマイクで軽快に喋りながら、見るからに頑丈なスーツケースの上でグラグラとバランスをとったりしていました。
がっちりとした大柄な人と、それに比べると若干小柄な人、この2人のパフォーマンスは組み技というのでしょうか、2人のマッスルパワーを合わせた肉体芸でスタートしました。
ジブリの曲に合わせたパフォーマンスで、見ている小さいお友達の心をがっちり掴んだりしながら進行して行き、ここで大柄な人がマジックを見せるといいました。
取り出したペットボトルを一気に飲み干すと、ペットボトルの口からキャップをむんぎゅと入れてしまいました。
しかしそれは華麗なテクニック、、、ではなくマッスルマジックでした(笑
大柄な人が一生懸命お客さんを集めようとした効果か、徐々に見物客も増えてきました。
中盤、小柄な人がすらりと逆立ちをすると大きく両足を広げました。
まるでアルファベットの「Y」の字のようです。
その足に向かって輪投げをするらしい。
見物していたお客さんのなかから男性が選ばれ、参加することに。
男性は輪投げをいい感じで失敗したあと、2回目はがっつり成功。
お客さん参加というのが、いかにも大道芸っぽく、見物客と大道芸人の人の距離がぐっと近づきその場全体がいい雰囲気になって行きました。
そしてその輪投げは難易度アップ。
小柄な人はトランクや台を重ねながら高さを2mほどまであげた上で逆立ち、投げ手となる大柄な人のほうはぐらぐらとしたハシゴでバランスを取った状態となり、それで輪投げに挑戦です。
子ども達に対して「危ないから絶対に中に入ってこないで」との注意があったものの、途中でチビッコが入ってきてしまうハプニングが発生。
それでもダイナミックな輪投げは笑いと拍手を伴って大成功していました。
最後3分間の組み技は、力強さと危険なハラハラどきどき感がいっぱいでした。
特に筒の上に板を置きぐらぐらとしたバランスの悪いところに大柄の人が立ち、大柄の人の肩に小柄な人が立ったり、そこで逆立ちしたりと、もうこの人たちのマッスルパフォーマンスにアメイジング!でした。
観光でやって来ていた人にとって東京スカイツリーの見物に華を添える大道芸というのも良し、都内近郊の人がぶらり遊びに来ていたところで出くわした大道芸というのも良し。
東京ソラマチで行われていた大道芸は、見ていた人それぞれ違った形で記憶に残るものとなっただろうな、と思いました。
その2 につづく