山梨の魅力 体使わない系

山梨の魅力ってというと、
湖でのボート、山登り、トレラン、サイクリングなどのスポーツが楽しめることが最初に私も思い浮かびました。実際来てみると関連しますが、里山や登山道の整備、田んぼの石積み、山の花の保護などの自然に関する活動や味噌づくりや干し柿づくりとか自然の恵みを活かす活動もさかんに行われています。
そこまで体を動かすのは得意ではなくってという方に山梨の体使わない系(文化系?)の楽しみをご紹介しましょう。

◯土器や土偶、古墳はお好きですか?
 甲府盆地は昔は大きな湖でその周りの丘にはいっぱい住居があったとされています。そのせいかものすごい数の土器や土偶が発掘されています。市町村のレベルの歴史資料館でもものすごく立派な縄文式土器がいっぱい置いてあります。また土偶も有名な釈迦堂遺跡では1000以上も出土しています。下にあるような「縄文王国」なんです。しかも家の建て替えや道路の拡張などがあると今も発掘作業が行われます。そういうのに参加しながらじっくり縄文時代の考察にはまってみるのはどうですか?

また古墳のあちこちにありますよ。

◯温泉はお好きですか?
石和以外はあまり知られてないかもしれませんが山梨にはいろんな温泉があります。町中や山間に温泉地ほどではない湯治場が。中には信玄の隠し湯とよばれるところもいくつか。中には山の中なのに塩の文字を有するお湯やラジウムも。まあいろいろ。
そういうのを水質だとか歴史だとか調べておすすめを紹介するのも楽しいですよね。もちろん見晴らしのいいお湯や富士山が望めるお湯もありますよ。
生きているうちにすべて回れるかなぁ。

◯糸静線って知ってますか?
糸静線知っていたら、フォッサマグナなんかももちろんですよね。その糸静線が通っている山梨県、多くはフォッサマグナの中にあります。他の県と違っていろいろな地質が残っているんです。本州の糸静線のもとになった亀裂に富士山や伊豆半島がぶつかって山梨ができたらしいっす。ブラタモリを見ていた方はよくご存知かと。その断層のあともあります。そしてそのおかげでいろんな地質が混じり合っています。どの視点で見るかにもよりますがいろいろ研究要素がありそうです。だって金山だっていっぱいあったし、水晶などの宝石王国でもあるのですから。
また地質に関すれば温泉だってつながるし、フォッサマブナ要素とよばれる植物群にも結びつきます。そっちも一緒に、、、

◯民間信仰はお好きですか?
市街地を歩くと道祖神のようなものが祀られています。でもお地蔵さんではなく丸い石が多いです。古いものも新しいものもありますがいまもきちんと地区で管理されているものも多い感じです。これはなに?
他にもお地蔵さんやほこらはあちこちに、山の中で突然大きな神社や鳥居がでてくることもあります。そういったのってどこまで研究されているんでしょうか?興味ありますか?

◯花はお好きですか? 
上にもあるようにいろいろな地質がある土地柄で日本一の富士山やそれに続く北岳や間ノ岳があり、八ヶ岳の一部も山梨県です。里、山地、亜高山帯、高山帯までいろんな種類の花が咲きます。また太平洋側ぎりぎりに南部町があり、そちらの植物も咲いてたりします。加えて里と呼ばれる場所も標高1000mくらいあるところもあったり、大弛峠のように2365mまでいける林道もあります。山に登れればよりいいのですが、だめでも車で林道をめぐっていけばたくさんの山野草を見ることができますし、里でも一般的な山野草が身近に普通に咲いてたりします。花が好きでいっぱい楽しみたい、花の名前を知りたい、希少な花を見たい そういった方にはぴったりの環境です。
昔 先生が中心となってつくられた記録がそこそこ残ってますがあまり更新されてません。勉強してやってみませんか?
もちろん保護している団体もいくつかあるのでそこに参加して学ぶのもいいと思います。

美味しい水と果物、野菜、お米を味わいながら こんな調査や研究するのもいいなぁと思われたらぜひ山梨へこられて楽しんでみてください。自分にぴったりのものが見つかるかも。

ほかにもいくつかあるのでまた続編します。
ではまた



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