NOFX ファットマイクになりたかった話と、ダンエレクトロ。

正直俺は、男前でもなければイケメンでもない。
どちらかと言うと、可愛い系の顔をしているらしい。

それが嫌で、アメリカのパンクバンド「NOFX」のファットマイクに異常なまでの憧れを抱いていた。

シドヴィシャスなんて、
パンクの入門か厨二を拗らせた似非パンク野郎が憧れる存在だと思ってる。
彼は伝説というより、パロディだ。

「シドヴィシャスが好き。」

と言う奴に理由を訊くと、生き様やパフォーマンスがカッコいいと返答され、

女とドラッグ漬けになって死んだ男のどこがカッコいいんだと今でも思う。(ただし、シドヴィシャスの歌うmy wayは好き)

俺はファットマイクになりたくて、ダンエレクトロのDC-BASSを愛機にバンドを組んだ。

当然ながら、俺はファットマイクにはなれなかった。


いつぞやのライブ。意外に集客があって驚いた。

今でも、ファットマイクを見るとカッコいいと思う。
だがもう、「彼になりたい。」とは思わない。

俺は俺だ。

まったく、ファットマイクさんよ。
あんたのせいで、ダンエレクトロのベースのチープな中低音に惚れ込んでしまったじゃねーか。

またバンドを結成したとして、
俺はダンエレクトロのベースしか使わない。

色んなベースを触れてきたが、
ダンエレクトロに勝るベースには出逢ったことがない。

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