ありがとう呪術廻戦!
⚠️ネタバレ注意
9月下旬に呪術廻戦が最終回を迎えましたね。
友達から漫画を借りて、読み耽った昨年。
何故自分は、今までこの作品を見ていなかったんだァァァと自身が腹立たしくなるくらいに面白かった。
勧めてくれた友達にも感謝。゚(゚´ω`゚)゚。
懐玉/玉折編と渋谷事変のアニメ化は最高に盛り上がりましたね。渋谷のポップアップイベントを友達と歩き回った思い出が懐かしい^ω^
「のろい」をテーマに物語は展開されていきます。よく呪術廻戦がヒットしたのは、「のろい」という今までにないテーマだったから等と言われていますが、正直それはピンときませんね💦
実際呪いに似たような題材は多いと思います…
ゲゲゲの鬼太郎だって妖怪だけど、呪いに似たような話もあったし、地獄先生ぬ〜べ〜も呪霊に似たようなものは沢山出てきます。もののけ姫のアシタカだって祟り神から呪いを受けたし、BLEACHのホロウだって呪霊みたいなもん…と思ってしまうのです😅
アニメではないけれど、Jホラーなんて呪いそのもの。呪いがテーマになっている作品はこの世に沢山出ています。
おそらく、恨みから"人を呪う"呪いだけではなく、無意識に言った言葉もしくは自身の願いで相手に呪いをかけてしまっているということもこの呪術廻戦には肝になってきますが、「呪い」というベクトルが恨みつらみの呪いとはちょっと違う感じもします。
では、何故呪術廻戦がヒットしたのか?
キャラクターの精神性が高い
キャラクターのデザインがカッコイイ
芥見先生の表情の描き方、見せ方が上手い
あえて描かない部分があり想像を掻き立てる
セリフが印象的
この5点が軸になっているのかな?と個人的に思います。
なんだかんだ言って、「漫画」とは絵で魅せる物語❗️ストーリーと同時に、キャラクターの印象的な表情と印象深いセリフのマッチ、衝撃と感動と心躍る躍動感を感じられるものが絵に表れていると読者は面白い!と感じるのではないでしょうか。
1.キャラクターの精神性が高い
主人公の虎杖悠仁、主要キャラの五条悟、伏黒恵、釘崎野薔薇、等々ほとんど全員始めから精神性が高いです。もう物事に対して色々悟っています。
それぞれのキャラが、仲間の特性を理解して、相手のことを受け入れ、さりげなくフォローするなどの連携が出来上がっている。
伏黒にとっては、虎杖と釘崎の陽気で騒がしいペアのわちゃわちゃ感が案外心地良く感じていたり、虎杖は釘崎と馬鹿をやることが楽しく、冷静な伏黒(関心がないわけではなく、虎杖と釘崎の話をよく聞いているし、楽しんでいる)がいる環境を嬉しく思っていたり、五条先生も、生徒が可愛く、3人をよく見ているし(チャラチャラしてそうに見えても、よく生徒のことを考えている)
お互いに初め嫌い合ってたけどある出来事をきっかけに互いを認めて仲間になったとかそういう関係ではなく、
最初から、相手の性格や内面を認めて、受け入れ、自然と関わることができている。
意見はしっかり伝えるが、相手の心情を思いやる気持ちを持っている。
かなり精神性が高い人達の集まりです(笑)
相手を尊重することができるキャラクターって、やはり見ていて気持ちが良いし、こんな人物になりたいなという憧れを抱きます。
キャラクターを通して、私たちも実生活において、頑張ろうとやる気が起きたり、こういう考え方が大切だよなと思ったり。影響を受けるんですよね。
呪術廻戦の主要キャラは、(敵も含めて)精神性が高いため、憧れの対象、自身を投影したくなるのではないのでしょうか。
実際にこんな人が居たらいいよなと思ったり、自分もこんなふうに強くなりたい(精神的に)と感じたり。
なんだか、全員ネチネチしていないんですよね。みんなサッパリしているというか、好感が持てる内面の持ち主が多いと思います。
2.キャラクターのデザインがカッコイ
ぜひ、両面宿儺を検索してみてください!4つ手があるのに、なんでこんな魅力的なんでしょうか。顔や腕にあるタトゥーのような模様がまたカッコ良いんですよ。
夏油傑は、黒髪ロン毛の塩顔イケメン。
五条悟の目は本当に美しい。
みんなゴテゴテした服は着ていないのに、シンプルにキャラクターがかっこいいんです。
やはり、キャラクターにセンスがあると思います。そして印象的ですね。
シンプルなのに、それぞれに光る個性が宿っている。そんな印象のキャラクターデザインです。
3.表情の描き方、見せ方が上手い。
芥見先生は、人の表情に対して察知する能力が高いのではないのでしょうか?
人が見せる表情を細やかに表現することができる印象です。
やはりキャラクター達の表情から様々な心情が受け取れますよね。
この表現力こそ、呪術廻戦の強みじゃないでしょうか!!!人間味あふれる表情がとても印象的です。
4.あえて描かない部分があり、想像を掻き立てる
呪術廻戦では、気になる両面宿儺の過去の話や、伏黒甚爾が禪院家に居た頃の話、恵の母と出会った馴れ初め、虎杖悠仁の両親の過去話等々、明かされていないことは多くあります。謎は多くなり、不消化に感じる人もいるかもしれませんが、あえて描かなかったことによって、どんな過去があったのだろう、どんな人物だったのだろうと読者に想像力を掻き立ててくれます。
それによって考察動画で盛り上がったり、ああでもない、こうでもない、と考える読者が多くいました。
また、そんな余韻を残してくれたからこそ、さまざまな解釈ができ、より物語に深みが出たのではないでしょうか。
人間も全てのことをひけらかすよりかは、なにか秘密めいた謎があるからこそ、魅力的だなと感じる人はいますよね。それと同じ感じで物語に深みが増している気がします。
あえて描かないという引き算方法も、呪術廻戦の特徴ですね。
5.セリフが印象的
絵の表情と同時に、セリフも短く印象的なフレーズが多くあります。
他にも名シーンはたくさんあるのですが、やはり心にグッとくる言葉と絵がセットになって、印象的なシーンとなっています。
芥見先生の表現力は凄いですね。心を揺さぶってきます。
短くて簡単な言葉だけれど、その人のつもり募った思いや心情が手に取るように想像でき、感動を生んでいます。
言葉のセンスも漫画の要素で大切な一つですね。
【まとめ】
呪術廻戦は、コロナ禍の弱っていた私達に希望や楽しみを与えてくれたのではないでしょうか。
最終回を迎えて、この作品に出会えて本当に良かったと改めて思いました。
ありがとう虎杖悠仁!伏黒恵!釘崎野薔薇!五条悟!夏油傑!乙骨憂太!他諸々、芥見先生ありがとう!
感謝の気持ちでいっぱいです。
できれば番外編も出して欲しいwww期待しています。
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