計算力 〜パパ塾で大切にしていること
昨日は、中学受験合格に向けた次女とパパ塾をやっているお話を紹介しました。そこで、一緒に学んでいる算数について、「計算」をテーマに整理していきたいと思います。
※私は10年後に塾を立ち上げるという目標を持った現役数学教師です。そのために、まずはnoteで発信活動を始めようという考えにいたりました。本日もよろしくお願いします。
算数の分野は大きく3つ
列挙すると、大きく3つの分野に分けられると思います。
①計算 ②図形 ③文章題
「①計算」は②、③の中にも毎回必ず登場し、これができないと先に進みません。長女の受験勉強でも、内容は理解できていても、計算ができないせいで、正解できないということが多々ありました。
例えば、円を含む図形の問題では、円周率3.14がらみの計算が必ず登場します。大きい円から小さい円を引いて・・・みたいな工夫をする問題を例に考えると、
小数計算+分配法則
を駆使しながら計算を進めていくわけで、それができないとせっかく考え抜いて立てた式が無駄になってしまうわけです。
逆に②、③はそれぞれの項目で解き方がある程度決まっているので、その項目をしっかり理解していけば、正解まで辿り着くことができます。
計算力を上げることは大切ですが・・・
ということで、計算力を上げることが算数全体の得点力向上につながるわけですが、そればかりやるのは辛いものです。だって、
面白くないことは身につかないからです。
公文式をしばらく続けていたおかげで、ある程度の計算力はつきましたが、ひたすら同じようなプリントを繰り返し行う仕組みは次女には向かなかったようで、宿題が徐々に回らなくなり、辞めるに至りました。
次女は、面白いと感じることはとことんできるタイプですが、そうでないと、学習効率がとたんに落ちます。(彼女が大好きな漫画を描くことは、一日中できます。。)
だから、詰まりながらも、図形や文章題を少しずつ進めながら、計算のコツなんかも一緒に学ぶ方式を採用しています。
計算ミスのくせを探す
計算練習→図形・文章題
というルートをとらず、
図形・文章題+計算→計算練習
とするためには、彼女がつまづく計算の癖を見抜いて、そこを集中的に訓練すること、が大切なんだと思っています。
しかし、これは根気が必要です。。
先ほど登場した長女の時はあまりに多く、計算完全攻略まで行くことができませんでした。
最後に
まとめていて、これは中高生でも同じことが言えることだと感じました。数学は、思いつくだけでは達成感は感じられず、最後の答えが出て、それが正解だったときに、他の科目では感じられない満足感が得られます。
だから、計算ができる人が結局は強いんですよね・・・当たり前のことなのですが。。