最近の記事

これまでとこれから

今年の春学期を振り返り、私は成長することができたのだろうか。思考という観点から考えてみたい。個人的に好きな言い方をすると「価値観の変容」。長岡ゼミ的な言い方をすると「アタリマエを揺さぶる」ことはできたのだろうか。せっかく大学にいるのだから、影響を受けた学問的な概念について考察を進めていきたいと思う。 まず一つ目がトレードオフや機会費用などの経済学の合理的な考え方だ。人は何かを得るときに何かを失う。その得るものと失うものを天秤にかけることにより、その行動を取るべきかどうかを判

    • 学生運動を知り、経済学に興味を持つ[Footwork&Network vol.25]

      「三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜」という映画を観た。今の自分と同年代の学生が、少し無責任に見える部分はあるが、学生運動に熱中している様子が印象的だった。自分を含む同年代の学生はバイトをしたり、スマホをいじったり、たまにしか投票に行かなかったりする一方で、当時の学生はとてつもない熱意を持って政治を変えようと行動していた。「なぜこの時代の学生はそんなに活発だったのか」この映画を通じてそんな疑問を持つようになった。漠然と頭の片隅でそのような事を考えていたところ、たまたま

      • 高円寺の魅力

        カフェゼミのテーマが古着と関係するということもあり、6月末日に高円寺の古着屋に行った。久しぶりに高円寺に行き、自分がこの街が好きだということ、そして高円寺の魅力を再認識した。 高円寺に着いてまず印象的だったのはおしゃれな古着屋、そしてその横にある年季の入った居酒屋という構図だ。コロッケを売っているお肉屋の目の前がオシャレなイタメシ、という組み合わせもあった。一見入るのを躊躇するぐらいオシャレなお店の隣には誰もを歓迎する下町感溢れるお店が存在する。そんなことを考えながらSAL

        • とある大学生の日常

          大学生は授業を受ける。眠い目をこすり、喉の渇きと頭痛に耐えながら学校に行くこともある。それでもたまに行ってよかったと思う時がある。 5月25日 長岡ゼミの中で育休についての興味深い話が出た。ある地方の小さなガソリンスタンドは人手が足りず、育休を認めると人手不足で潰れてしまうかもしれない。このガソリンスタンドが潰れると近くの人々は遠くのガソリンスタンドまで行かなければならず、生活が不便になる。この場合、このガソリンスタンドは育休を認めるべきだろうか。 6月1日 ミクロ経済学

          コーヒーのんでがんばろう☕︎

          初めてのゼミ。半数以上の他者。しかし緊張のひとときは早めに過ぎ去る。他者への思いやり。これが居心地の良さの理由だった。 ゼミ初回では写真撮影を行った後にレクチャー、先生からのオリエンテーションの後でお菓子を食べながらアイスブレイクを行った。この環境づくりの道具の趣向が面白かった。その中で特に印象的だったのが、名札用に用意された紙の裏に書かれた小さな文字列。準備したゼミ生曰く、会話の種になったらいいなという大きな思いやりだった。 準備をする際、予算や時間の制約に悩まされるこ

          コーヒーのんでがんばろう☕︎