【2024J1⑤vs広島レビュー】それぞれの時間
1.アウェイ広島遠征記
広島強い。
球際への強度とスピード、ゴールを奪うための縦への意識(人とボール)。
けどまあ、この広島に先制し引き分けたガンバも強い!?
しかし、?がつくのは、現地観戦のわたくしは何とか引き分けに持ち込めた印象が印象が強いのです。
レビューの前に広島現地完成時の写真を少し。
新スタジアムのエディオンピースウイングスタジアムは、メインとバックの一列めがパナスタより近くて良いなーって思いました。
広島までは車で行きました。朝の4時に高槻ICから新名神に乗り、広島市中央駐車場に9時すぎに到着。駐車場はキックオフ約4時間前でも余裕がありました。
この日のスタジアム開場がキックオフ3時間半前の9時半でした。9時半に待機列最後尾に並ぶことができ、ゴール裏の席も上層の一列の良席を確保できました。
席を確保したあとに、スタジアム周りと平和記念公園を散策し商店街のマクドで朝食を摂りました。
街中スタジアムなので、飲食店や商業施設を歩いていける距離で、「早よ着いたけど暇やん」ってのがありません。
広島焼きも食べたかったのですが食べる機会を逃しました。けど帰りのSAで尾道ラーメンをしっかり食べることができました。
楽しい弾丸日帰りアウェイの旅となりました。
ガンバれ!ガンバれ!!
ではでは〜
って、おい!!
これやと、ただのおっさんアウェイ観戦ブログやないかーい!!
と、お叱りをうけますので、ここから広島戦のレビューでございます。最後までお付き合いくださいませ。
2.広島対策
まずは、この試合の両チームのスタメンです。
ガンバは岸本が打撲でメンバー外。前節から3人変更です。岸本→アラーノ、ネタラヴィ→鈴木、福岡→三浦
広島はピエロス・ソティリウが怪我で松本がボランチで出場。頂点に大橋、シャドーに満田と前節から変更となりました。
広島がやりたいサッカーに対してガンバがどのようにボールを奪って攻撃するか。
右サイドで奪い、左サイドで攻撃する。
このミッションを遂行するためにガンバが用意した戦略はこんな感じです。
広島相手にガンバはミドルプレスです。DFラインを高めに設定し、コンパクトな陣形でボールを奪いにかかります。
宇佐美が右サイドへボールを出させるように誘導プレス開始。
ボールを保持した佐々木はガンバがコンパクトに中締めをしているので、ボールを左WBの東に出さざるを得ない状況です。(外回しにさせるガンバ)
宇佐美の動きに合わせてチームで連動し、円形のところに素早いプレスでボールを奪います。
一森も裏のスペースをカバーするスイーパー的役割を遂行できるのも今シーズン良いとこです。
次にボールを奪ったあとです。
サッカーはゴールを入れるスポーツなので、攻撃のための守備が重要です。
では、なぜガンバは右サイドでボールを奪うのか?
ウェルトンで攻撃をするためです。
ボールを右サイドに出させたことで、ガンバ・広島の選手ともに同サイドによっています。
黒川の裏のスペースが危ない!!
と思われるかもしれませんが、素早いプレスが連動しているので、東が黒川の奥までボールを蹴ることができない状況を作っていのでノープロブレムの戦略です。
そして、奪ったら「スペース大好物ブラジリアン」ウェルトンです。
(実況の江本一真さん命名)
東から奪う、東の次のパスで奪うを遂行できたらウェルトンへボールを送り、カウンター発動です。
ウェルトンで1対1で突破できるなら勝負。広島の戻りが早ければボールを保持しながら全員で前進(同じ車両で進む)です。
広島は前への推進力と3CBの能力が高いので、うしろ3枚で守れうので相手と1対1の状況が多いです。
そこで、ポヤトス監督がとった戦略はボールを奪ったらまずは、「相手が戻る前に前線へ素早く送る」です。ウェルトンだけでなく、アラーノや宇佐美をめがけたロングボール(広島DFラインの裏へ)が多かったです。ただ、その分ボールを失う回数もいつもより増えました。
3.後半の展開・それぞれの時間
3−1後半開始〜後半35分 広島の時間
この時間は広島。
前半は五分五分の展開で0−0で終了。スキッペ監督がゴールへ向かう修正をしてきました。
塩谷がウェルトンをある程度止められると算段したのか、中野を高い位置にあげ、松本をよりゴールに近い位置に。
松本が高い位置取ることで、それに対応するために山田が低い位置に降りるため、ボランチの川村がフリーでボールを自由に散らすシーンが多くなりました。宇佐美が川村をマークする修正をポヤトス監督は指示してなかったように思えました。
また、松本がガンバDFラインを押し下げるランをするため、ガンバは松本が交代する後半35分すぎまで劣勢が続きました。
3−2後半35〜ガンバの時間
ガンバが後半35分からペースを奪い返しました。
この時点で1−1の同点。
新加入のウェルトンと新井がそれぞれ得点。
ネタラヴィの中田英寿を彷彿させるキープ&倒れながらのロングスルーパス。坂本がクロスを入れこぼれ球をウェルトンが右足でゲット。
広島は失点直後の後半33分に同点に追いつきました。
東が横断ドリブル。球際が3回あり奪える可能性はあったのですが、すべて東のデュエル勝ち。こぼれ球を新井が左足でスーパーゴール。
ターニングポイント1 松本の交代
後半35分すぎに松本がエゼキエウと交代。加藤がボランチに入りエゼキエウがシャドーに。
足元でもらいたいエゼキエウが入ったために、ガンバDFラインをブレイクランする選手がいなくなりました。
ターニングポイント2 坂本が川村を監視
坂本が川村を監視することで川村にボールが入らない状況をつくり、ボールを奪ったらセンターサークル付近でフリーでボールを受けていました。
また、攻守ともに山田・坂本のユニットは距離が良かったです。特に守備時の2人の距離が良いなと思いました。
山田が頂点に入ったときは、坂本がトップ下でハーフスペースでボールをもらうとった立ち位置の整備もできていました。
このシーンは坂本がボールを受け、塩谷をかわし食野へスルーパスを出した場面です。食野はシュートふかしてしまいましたが、広島のDFラインを崩した良い攻撃でした。
4.まとめ
1−1で試合終了。
前半は五分五分。後半は広島のペースで時間が進むなか、ガンバが先制。ガンバが勢いに乗るかと思った矢先、広島がすぐに同点。そのまま広島が押し切るかと思いきやガンバが終盤ペースを握り返すといった、めちゃくちゃおもしろい試合でした。
広島まで弾丸で見に行って良かった。
最後はアウェイやし、広島強いから同点で終わってほしいと願ってました。
これで、ガンバは4試合終了して負けなしの2勝2分。1試合未消化で勝ち点8の6位です。
只今、ガンバ春の連戦祭りです。
5連戦が3セット。
今シーズンのガンバは、試合内容を喋れるくらい良いサッカー。今後も期待できますが、けが人が多いのが一抹の不安。
連戦第1セットは強い広島に引き分けスタート。
京都・札幌・マリノス・鳥栖と続きます。
これまでの成功体験を活かして連戦でも勝点を積み上げてほしいです・
ガンバれ!ガンバ大阪!!
ではでは〜
5.おまけ
【今日のできごとなどなど】
●塀に飛び乗ろうとしたら弁慶強打したで。
●44歳、自分の身体を過信したら怪我するで。
●このレビュー書くのに広島戦を2回DAZNで見たんやで。
●ワイは現役時代右利きの左サイドバックや。