シェアハウス・ロック1113

【Live】国籍不明料理と曖昧料理 

 昨日ウーバーイーツ用に作成したものは、国籍不明料理と曖昧料理である。曖昧と言っても、曖昧宿とか、曖昧屋、曖昧茶屋などのような享楽的なものではない。材料が変テコというだけである。
 まず、曖昧料理のほうは単なるソース焼きそばだが、豚肉の代わりにじゃこ天を使った。あと、ブナシメジを使った。じゃこ天とブナシメジが多少曖昧なだけで、あとはごくごくフツー。
 じゃこ天は、甘くなるといけないので、胡椒を多めにふり、炒める。あとは通常のソース焼きそばとつくり方は大同小異。キャベツを大量に使うので、中華鍋への投入順序は、じゃこ天→キャベツ→そば→ブナシメジとなる。キャベツを先に炒め、カサを減らすのである。キャベツが高いこのご時世に、豪勢でしょ。
 具が多いので、焼きそばに付いている粉末ソースだけでは味が足らず、別途中濃ソースを足す。
 国籍不明料理のほうは、メキシカン・オムレツ。
 こっちは、ニンジン、玉ネギ、ピーマン、コーンを炒め、既に炒めて冷凍保存しておいた豚ひき肉を加える。ここまでの工程は中華鍋を用いる。
 径25cmのフライパンに卵2個分を流し、やや固まりかけたころに前述の具をカレースプーン山盛り4杯くらい入れ、二つ折りにする。
 ソースは、パスタの素、トマトケチャップを混ぜ、そこへチリパウダー、カイエン(これは隠し味程度よりもちょっとだけ強いくらい)を加え、軽く煮立たせてつくる。
 メキシカン感は、コーン、チリパウダー、カイエンで出ていると思う。
 曖昧料理、国籍不明料理と言っているが、けっこうナンチャッテ料理だな、我ながら。
 夕方に、我が友青ちゃん、イノウエさん、シェアハウスのおばさんが午前中から激戦を展開している雀荘に届けるのである。激戦が終結するまで、本を読みながら待ち、終了後、そのビルの1階にある居酒屋で飲み、電車に乗り、最寄り駅の立ち飲みバーで飲み、帰還する。
 今回、本は『ことばの番人』(髙橋秀実)を持参した。校正にまつわる本である。ここで本を読む時間は、誰にも邪魔されないので、私の好きな時間だ。
 国籍不明料理とともに、曖昧料理も、十分追及に値するものであると、今回実感した。曖昧も、これでなかなか奥が深い。

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