プロデューサー気取りverT
「ああ、ああオレのオレの遺伝子を残せよ。
優秀で天才で、才能溢れるオレのぉ」
稲川はいつにも増してナルシスト部分を
全開にして、突いてくる。
しかしまぁ、だいぶ楽しめるようにはなった。
もう5年目かー
「あ、はは、いらねーよ、無職のカス遺伝子なんかお断りだよ」
ホラ、お前さんのプロデュース通りの生意気オンナだぞー
「昴ゥ!お前なんか、オマエナンカニィ」
「ザーコ😜」
「うぅ」
その一言でイッタようだ。
おいおい🙄お仕置きしろよ‼️
ゴムをとり、掃除してやると、頭を掴んできた。
「おい!キタネー手どけろよ‼️」
「生でやらせろ」
「ハァ❓」
ぶん殴ってほしいのか❓
「オレの子どもを産め‼️オマエで妥協してやるよ」
「あぁ❓なんだよ妥協って、お断りだよ」
「知らないのか…星岡葉月がオレをNGにしやがった。ちょっとお前を悪く言っただけだよ。
エラくなったよなぁ天秤宮サマは」
「へーそうなんだ。悪いけど話題にもなってねーよ。お前みたいなザコの話なんかするほど、
あたしたちもヒマじゃねぇんだよ」
「オレのおかげで客がついてんだろ‼️
もうあのサイトは閉めるからな。
葉月に言ったんだ。オレを拒めば
昴のプロデュースは終了するってなぁ」
「ああそう…好きにしろよザーコ😜」
「オマエ‼️」
掴みかかってきたので、股間に一発めり込ませた。
悶絶しながら恨みがましい目つきを向ける。
「オレにぃ、恩を仇で返すのか」
「麗菜を苦しめる奴は誰だろうと遠慮しねーよ」
「オマエさぁ…レズだろう…葉月のこと
そういう対象として見てんだろ」
「お前に関係ねーよ…帰れ…金は返してやるよ」
フロントに連絡して、お引き取り願った。
ちょうど控室に行くと、麗菜が珍しくいた。
「あれ、どうしたの!」
「途中で終わった」
「なにかあったの」
他に誰もいないか...
「稲川から聞いた。気にすんなよ。
あんな奴いなくても、なんとかすっからさ」
「…藍ちゃん😞」
「そんな顔すんなよ。明日は休みだ。
仕事なんか忘れようぜ」
「うん😊」
フフやっぱりかわいいなぁコイツ
「最近余裕がなくて...」
「マン防も出たし、少し落ち着くだろう」
「うん...」
「…水穂のことか❓」
「あ、やっぱわかるのかな。顔出てる」
「ダリィよアイツ、意識高い系ってのかね
正直、キャバの方が向いてると思うがな」
オミクロン感染1号でしばらく休んでくれて
ギスギスした雰囲気がない。
「でもさ…」
「一緒に戦おうなんて啖呵切ったからなぁ」
「ああああああああああ」
顔を埋め、耳を塞ぐ。
「まぁ葉さんに任せておきな。なんでもかんでもお前が背負うなよ」
「…なんかお父さんにも言われた」
「あの親父みたいにやりたいようにやれよ。
勝手についてくるからさ」
「…はい」
フフホントかわいいなぁ。
了