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リエンジニアリング革命3

情報技術の役割

「我々がすでに行なっていることを情報技術を使って強化したり、簡素化したり、改善するにはどうしたらよいだろうか」ではなく「まだしていないことを行うためには、情報技術をどのように利用すべきなのだろうか」

リエンジニアリング革命 M・ハマー & J・チャンピー著 野中郁次郎 監訳

読みながら思ったことは、前の会社では、毎月2回、Q毎、年末は翌年の翌々年のフォーキャストといった感じで、年がら年中フォーキャスト出していたことだった。
アダム・スミスの教え通り、仕事は、誰でもできるように可能な限り分業化され、且つ都道府県毎にチーム制が敷かれていた。それを束ねるTM(チームマネジャー)、統括、本部長まで続くヒエラルキー、そして末端の営業は、ベテランから異業種からきたド新人まで。統括をしていた私は、TMがまとめる(恐らく)現場の実情をさほど反映していない数字を経験と勘で鉛筆舐め舐めしていた。多分、TMもメンバーから上がってきた数字をそうしてただろう。

リエンジニアリング革命で言っていることは、「じゃーCRMと予測シートをしっかり連動出させて、TMの予想数字をさらにAIにサポートさせるツールを入れちゃおうか」じゃないということではなくて、

「現場のお客さんのゴミ箱にセンサーくっつけて、今日、何個ウチの製品を使用したか?」を統括が直接(もしくはAIなどにより間接)、いつでも見れる状態を情報技術で作るってことと、私は理解した。

このタイミングで、この本を紹介してくれた師匠には本当に感謝しかない。
まだまだ、簡素化や改善ではなく、役に立つ何かを、プロセスを劇的に変えられることを考えてみよう。

エジソンだって自分が発明した蓄音機を「瀕死の人間」が最後の言葉を記録するものだとか言ってたんだって。
「事業にどのように技術を役立てますか?」って言われても途方も無い選択肢があるから面白い。
iPhone発売の当時、私はすぐ飛びついたし、アップル株も松井証券で口座を作ってわざわざ買ったけど、最初の2年くらいは確か株価は鳴かず飛ばずで、すぐ売却した。iPhoneですら当初は利用価値が最初は見出せなかった。インターネットの普及がエロ動画だったように(私の理解)。
その後さまざまな技術革新やアプリ、サービスが出揃い、googleマップが出て、ウーバーが出て、自動運転が可能になるみたいな。
今日は、法務局へ提出する資料を整えた。
起業、、、スベるかスベらんか。。じっーと息を殺して水の中にいる感じ。
ドラッカー先生とこのリエンジニアリング革命を頼りに、AIと壁打ちしながら、ひたすら自分を信じるしかない。

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