先生、俺死にたいんですよ。
何かずっと考えてたんですよ。
どうしてこうなったのか。
自責って罪悪感と似ている気がして。
罪悪感って大人の人希薄に感じる。
多分しょうがない道筋もある
そう言う解釈をお互いに取り合える様になる
そういう部分で自分の失敗も成功も
どんどん価値が薄くなって行って
鈍くなると言うか、忘れるというか。
自責が強過ぎて生きてる事に
罪悪感があるんです。
先生、大人って良いもんですか?
先生大人って何なんですか。
俺が思い描いていた大人は
この世に存在していないみたいなんです。
なので俺がその大人になるしかないと
色々奮闘してみたんです。
先生、俺死にたいんですよ。
だってね、先生。
教室が広くなっただけの監獄しかないんですよ。
ずっとバカにされて自分もヘラヘラ笑って
傷付いてる事を隠してエスカレートした
あのイジメがずっと延々と
大人になった今も続いてるんですよ。
俺が悪いんですか?俺が悪いんすね。
なら、先生。
悪い教え子なら、殺してくれませんか。