塗装屋の兵たちNo6

ある夜スマホでSNSを眺めていた。
するとメーセージが飛んできた。
なんだろうと読んでみる。
なんでも東海方面に住む30過ぎの女性が明日そこ行くから用意してくれ、
そんな様な内容だった事を覚えている。自信があるのか写メを送ってきて見るとマブい女性だった。目鼻立ちはっきりしたツラに太ってもなさそうだった。
その頃彼女がいなくて丁度ええわ〜と思いながら部屋を片し始めた。
ついでにセンチュリーも夜洗車して
次の日仕事だったから夜遅くまで掃除に励んだよ。次の日待ち合わせ場所の千葉県のガソリンスタンドに彼女はエブリィワゴンターボで後ろにチビ乗せてかっ飛ばしてきてくれたんだ。
早速燃料を満タンに入れて洗車してあげたんだ。
よく来てくれたね、
ショートの似合う彼女は美形で
髪をかきあげながら疲れたよ〜
「ありがとう」
と私のマンションに着いてくる様に
言った。
まだ覚えている、私は興奮していた事を。
チビ娘のおもちゃも買い揃えておいて
良かったと感じたんだ。
部屋に着いて着替えるなり後姿に私は反応してしまった。
さりげなく夜ご飯支度するかよと
キッチンでエビチリを作っていて私は思ったんだ。
何かのご縁に感謝しよう、
彼女の名前はS子、よろしくね。
と挨拶して恋愛が始まったんだ。
仕事におわれ、でも帰りが楽しみでやるせなかった。飯を食いおわり
シャワーを浴びて一服〜して、
さあいよいよか、とデレっとしていると
私の手を引いて布団でINした下々は
しゅっぽりと入っていった。
胸も大きめ乳首は小梅ちゃんが正しいだろう。40才すぎのオレは
狂っていった。
そして好きになったんだ。
ある夜のスポーツにおいて隣の洞穴を探っていると中指に固い何かが当たるのがわかり過ぎた。二つ小さな固い物。
私はピンときて腹部に帝王切開のぬい後があるのがわかった。
しかも縦斬りだ。
この位置的間違いないと思いS子に話すとDV元旦那は懲役へ行っていて
「お前絶対逃がさないからな」
とトドメにGPSを腹に切開時に医者にアレして縫い合わせた事がわかった。
これはなかなかだな、とGPSの縫い糸を切る事を考えていた。
しかしGPSは洞穴の中12cm〜14cmは深さある位置だ。
闇医者に聞いてまわるが設備がないとの事だった。
普通の医者は見ないから
しょーもない、オレがやるか。
とファイバースコープに万力の様なものを探すがこれって物が無かった。
腸管傷つけたらオレがパクられてしまうこと、悩んでいた。
S子はもういいよ、と頷いた。
洞穴に何回も指を突っ込んで探索したが
どうしたって取れない事に悔やんだんだ。
三ヶ月も経った頃仕事から帰ると手紙が置いてあった。
下着とS子のプロマイド写真を添えて
こそっと置いてあり手紙を読むと
「今までありがとう」との様な事が書いてあった。
オレは途方に暮れたんだ。
その晩オレはある事をしていた。
次の日、友達のSさんにやっちまった事を告げるとそれはヤバいですよ、
と焦っているSの反応に頷いた。
S子、ありがとう。

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