#10 坂道と階段と海の街 【尾道スナップ】
鎌倉でのスナップに続いて、行きたい街に行くキャンペーン第2弾となる尾道の記録を写真と一緒に残します。
2024年の9月23日から24日まで滞在して、スナップを撮ったりポートレートを撮らせていただいたりして過ごしました。ポートレートの方はまた別記事で。
時系列はバラバラですけど、許してね。
9月に入って急に暑さが和らいできた頃だったけど、尾道の坂道と階段で息を切らせて汗だくになって登りました。以前訪れた鎌倉とどうしても比較してしまうけど、同じ海の街でもここまで趣が違うかと感じるほど、尾道という街は静かだ。
確かに観光客はそこそこいるのだけど、それでもなんだが静かでゆったりとしている。坂道の多さで体力の余裕がないことも関係ある気もするが、みんなの動きがなんとなく緩くてなんだか癒される街だなと感じた。
ここに人は住んでいるのだろうか?と思う通りや家も多い。それでもなんとなく人の気配や生活の跡は見える。本当に不思議な街で、これだけ有名な観光地なのに意地を張っていないというか主張がないというか、有名人面をしていないナチュラルテイストな実力派俳優のような趣がある。
尾道には一泊して、2日目は早朝からスナップに出かけた。まだ起ききっていない商店街を抜けて、海を見に出かけた。
尾道というか、瀬戸内の特徴かもしれないけど、海特有の生臭い匂いがとっても少ない。不思議だ。風が軽やかで爽やかな海というのはすごく新鮮だった。瀬戸内海を愛す人の気持ちがものすごくよくわかる。
この日はせっかくだからと、1日目とは別ルートで尾道の小道を回ってみた。
展望台から文学の小道へ。
この道をほぼ独り占めできるのは、平日の早朝から登れるからこそかな。
とても素敵な町だけど、この時点で僕足はもうプルプルだった。尾道は体力のある若い頃じゃないとしっかり楽しめない。坂と階段と海の街です。少しでも行きたいと感じている人がいたら、1日でも早く行くことをお勧めする。素敵だから。
尾道という街は多分何度も訪れることになると思う。観光地というより、心をおいていけるような、大切な場所のように僕には感じられた。静かで、ゆったりしていて、人は優しく、風が心地よい街だった。
次は高知県を中心とした四国、もしくは熊本に行ってみたい。
お金貯めるぞ〜。
三重県いなべ市で小さなデザイン事務所「スタジオビーモ」をやっています。今は写真撮影を中心にお仕事をいただきながら、コツコツデザインを作ってます。よかったらWEBサイトもご覧ください。