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インドネシア 小ネタ 偽アラビア文字でラマダンを
インドネシアのイスラム教徒たちにとって、アラブは特別な場所です。
特別な場所なのに、アラブ(日本ならアラブまたはアラビア)という表現を使うあたりに、インドネシアの、よく言えばおおらかさ、はっきり言えばいいかげんさが表れています。
詳細はここでは触れませんが、インドネシアのイスラム教徒たちにとっては、アラビア語は神聖な言葉であり、アラビア文字はその神聖な言葉を表現するための神聖な文字であるという意識があります。
せっかくならその神聖な言語や文字を使いたいとあこがれている人も多いです。
では実際に、そのアラビア語を聞いたり話したりできる人、またはアラビア文字を読み書きできる人の数はというと、、、。
そういう会話も読み書きもできないけど、あこがれるという心境がつくりだしたものに、偽アラビア文字があります(笑)
本当の名前は知りません。いや、おそらく名前などないはず。つまるところアラビア文字に似せたフォントのアルファベット(ラテン文字)です。
ラマダーンの時(今年は今月10日に終わりました)にはあちこちで見ることができます。
この記事はかつて、宝島社が出していた『VOW』のように楽しんでいただければ嬉しいです。文字マニアの人がもしいれば、喜んでいただけたり、あきれていただけるのではないかと思います。
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基本的な特徴としては、ひと単語を構成している文字に下線をひいて、すべて繋げて、さらに文字の上や下に点をつけます。
こういうやりかたで、アラビア文字のような雰囲気を付加しています。
最初に掲載したちゃんとしたアラビア文字のب、ت、ن、يあたりをご覧になっていただくとよいかと思います。
なかには、本当に適当(いいかげん)に点をつけたり、下線をひいていなかったりで、微塵もアラビア文字に見えないものもありますが、それはご愛敬ということで。
また、アラビア文字は非常に装飾性が高く、このような書かれ方(描かれ方か)もなされます。
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いかがでしたか?
かつての『VOW』の記事のように楽しんでいただけたら幸いです。
ただ、『VOW』を知っているのは三十代後半でギリギリかも知れませんね。