職場の困ったちゃん

職場に必ずいる「困った人」。
私の周りにももちろん、いる。
仮にBRさんと呼んでおく。
BRさんは、几帳面で真面目なタイプ、だと思う。
それはそれで、社会人として良いのだが、なんというか、すぐキャパいっぱいになってしまうのだ。なんせ、細かいから。

資料も几帳面に作るし。

そしてすぐ一杯一杯になって、自分はとても忙しい!だから声をかけるなオーラ全開である。
だが、仕事は一人でできるものではない。あーたの仕事の次のパートがあたしだから、いついつまでにこうなっていて、あーでこーで、ここはこうした方がスムーズだよね、とか、いわゆる「連携」といわれるやつが発生する。

この連携にはコミュニケーションする時間が多少必要で、調整する作業も必要。だが、何せ一人でテンパって忙しいBRさん。少し時間をもらおうものなら、キーーッって噛みついてくる。
困ったもんだ。

そして、自分の担当の仕事もやりたくないものは、他人に振る。振りまくる。
任せます、って。おいおい、マジかよ。担当あなたよ。

自分と同じ立場か弱い立場の人に振る。そして上司には、自分が担当したと全力アピールする。

少しでも自分がやる羽目になると、ふてくされたり無視したり。まぁ、なんともお子ちゃまなBRさん。

最初は私も頭に来ていたが、段々、このズータイでかいお子ちゃまは「怒らせると超めんどくさい」ということがわかってきたので、すごく頭にくるが、振りまくる仕事を受けてやることにした。こっちだって手一杯なんだぜぃ。

少し背伸び感のある仕事に取り組む時に人は成長するものだと思う。
初めてやる仕事は特に難しく感じる。
しかし最初の難しさを越えれば、次からは容易になる。
これがまずはローカルなスキルアップだろう。
このローカルなスキルアップを、いろんなローカルで場数を踏むと、一段成長できるのではないだろうか。
この困ったお子ちゃまBRさんは、最初の背伸びのめんどくさい仕事を人に振りまくるもんだから、おそらくずっと成長する機会を捨てているのではないだろうかと、思えてきた。
この後どうなっていくのだろう。。
まぁ、本人はいつも不機嫌だし、キーキー一杯一杯だし、幸せではないだろうなぁと思う。

だから、仕事を引き受けてあげることにした。
そして私も疲労困憊気味にはなるが、気持ちの切り替えや、仕事が進めやすくなるツール開拓や、なんといっても、仕事を通して「はじめまして」の人との出会いだってある。
もちろん、あぁやだなということもあるが、新しい仕事を受けることで良い面もある。両方あるわけだ。

ということで、退職までカウントダウンというご褒美を待ちながら、これからも困ったちゃんからの嫌がらせ砲弾を交わしつつ、このあと独立して仕事を進めやすくするためのツール整備など、今後も使えるスキルを少しでも蓄えようと考えている今日この頃なのだ。

あなたの周りにいる「困ったちゃん」はどんな人ですか?

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