中学受験 日々の和語・漢語 1回
小学生のための「語彙力養成」が目的です。
小学生は成長途中ですので、それを促すのに様々な実地体験、読書体験などが必要です。
「日々の語句」は、語句の体験です。
和語中心(たまに漢語)の問題集です。「成句」という言い方はしませんが、そのような使い方をするものも入れています。
問題一 次の文の〔 〕の中に、下の語群のことばを活用させて完成させてください。
①子犬の名前は映画の名前に〔 〕で「トリック」と名付けた。
②その本屋には探している本が無かった。別の本屋を〔 〕てみよう。
③弟は、両親が兄ばかりひいきにしていると感じて、〔 〕でいる。
④その町には往時を〔 〕建物や通りが残っていた。
⑤友人に〔 〕れたのだろう。いわれのない噂をながされた。
⑥その哲学者は静かな山沿いの小道を歩きながら思索に〔 〕た。
⑦最初から物議を〔 〕発言だとわかっているのにこりない政治家だ。
【語群】
アひがむ イねたむ ウあたる エかもす
オしのぶ カちなむ キふける
【解説】
ひがむ(僻む):心がねじまがる。ひねくれる。自分が不当に扱われていると思う
ねたむ(妬む):うらやましくて憎らしいと思う。嫉妬
あたる(当る・中る):多義語ですので、辞書で事例を見てください。中毒は「毒に中る」の組み立てです。
かもす(醸す):ある雰囲気や状態などを徐々に作り出すこと。醸成する
しのぶ(偲・慕):過去のことを思い出して懐かしむ。ひそかに思い慕う。
ちなむ:あることに関連して何かをおこなう。
ふける(耽る):度をこえて深く心を奪われる。没頭、専心、耽溺
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