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受験しない小学生のための漢字学習 第2回 漢字の成り立ち(六書)
今まで中学受験をする小学生のための記事を書いてきましたが、
非受験生の六年生や学力をつけたい五年生のために、
習得してほしい語句や漢字などを問題にしていこうと思います。
また、中学受験を予定している、四年生、五年生の確認問題としても使えます。
第1回は「漢字の部首」についてでした。今回は六書についてです。
「六書」とは、漢字の成り立ちを説明したものです。
実際は六つは不要で四つで十分です。(小学生の漢和辞典でも説明がのっていますので解説はそちらを見てください)
①象形文字:実際の物の形からつくりだした漢字
日、月、木、鳥、魚、雨、馬、門、川
②会意文字:二つ以上の漢字を組み合わせて、新しく意味を持たせた漢字
森、鳴、美、息、柱、好、雪
③形声文字:意味を表す部分と音を表す部分からなる漢字。漢字の中でこの漢字が最も多くなっています。
語、河、製、健、問、停、証、動
④指示文字;位置や状態といった考えを字形の組み合わせで表した漢字
一、二、上、下、本、末、天
⑤その他
問題演習をして、漢字の成り立ちは四つあると知っておくだけで良いと思います。もしこの漢字の成り立ちは何かなと考えれば、漢和辞典で調べるようにすれば十分です。
会意文字と形声文字の見分け方を少し練習しておきます。
会意文字、森は、木が三つあわさってできています。音読みは「シン」で、新しい読みになります。
形声文字は、意味を表す(形)部分と、音(声)を表す部分から成っています。
形声文字の「河」は、「氵」と「可」の組み合わせで、音読みは「可=カ」
「晴」部首は「日」、音は「青(セイ)」
「清」部首は「氵」、音は「青(セイ)」
「語」部首は「言」、音は「吾(ゴ)」
「証」部首は「言」、音は「正(ショウ)」
最も多い「形声文字」については、「部首」と「声(音)」の組み立てを見る練習をしてみるのも大切だと思います。
練習の例です。
問題一 漢字の成り立ちには、象形文字ア、会意文字イ、形成文字ウ、指示文字エなどがあります。次の漢字を区別して記号で答えてください。
①一( ) ②森( ) ③鳥( ) ④息( )
⑤語( ) ⑥雨( ) ⑦健( ) ⑧末( )
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