自分らしくつながる
久しぶりに、気の乗らないことをやっている。何でこんなにネガティブな気持ちになっているのか、考えていた。
結論、みんながやっている、というのが嫌なのだと思った。普段そんなことやらないでしょ、という人さえもやっている。これまでだったら忙しくてこんなこと引き受けないでしょ、みたいな人たちが、時間ができて「自分は大丈夫」「みんなでがんばろう」みたいなメッセージを混ぜながらやっているのに違和感を感じるのだと思った。何となく、それまでの自分の得た知恵や人脈を披露している雰囲気に、発信者の持つそこはかとない不安を、私は感じてしまう。
もちろん、そんなことは一切お構いなく、自分を振り返るいい機会として使っているのだな、と思うものもあるし、本来の趣旨はそっちだろう。でも私は一人でいることが楽だと分かってしまったから、あえてつながりを確認するような作業が好きじゃなくなってしまったのだ、と思った。あくまで私が、私であることを発信出来ればいいと思っている。わざわざ確認しなくたって、私たちは世界中とつながらざるを得ない状況にあるし、それはこんな状況になる前から変わらない事実だ。つながりを否定するつもりは全くない。
近所の公園の遊具に使用禁止テープが貼られ、ショッピングセンターの中にあるカフェが自粛閉店してしまった。たしかにそんな中で、つながりを確認したい人たちの気持ちも分かる気がする。でも、私はその流れに巻き込まれたいとは思わない。代わりに空を見上げて、緑を見たいと思う。自分のありのまま、あるがまま、出会いにも別れにも執着しないところに、心を置こうと思う。
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