餅は餅屋、米は【お米とごはん 隅田屋】@麻布台ヒルズ
1905年創業、墨田区の米殻専門店【お米とごはん 隅田屋(すみだや)】。
以前、何かの雑誌に紹介(※)されていて以来ずっと気になっていたのだが、麻布台ヒルズのガーデンプラザの地下、麻布台ヒルズ マーケットに出店。
こちら、イートインスペースはなく、販売のみ。
おにぎりとおこわを中心に販売している。
おにぎりは鮭や梅といった王道メニューの他、いなりがおにぎりになっていたり、変わり種もあり。
先に記載した通り、こちらの店自体にイートインスペースはないが、麻布台ヒルズにはテラスのフリー席が用意されている。
ちょうど席が空いていたので、どんなものか食べてみることに。
おこわは3種販売されていて、どれもおいしそうで目移りしていたら、一つだけ3種盛りがあったので、それを購入。
おこわ3種盛り(赤飯、あさり、とうもろこし):1400円
まずは赤飯から食べてみたのだが、このおこわはおいしいわ。
米のもっりち感もさることながら、あずきのやわらかさも絶妙。
続いてあさりはあさりの香りの良さだけではなく、ネギと生姜が上品に広がり、これまたうまいわ。あさりの量もちょうどよい。
とうもろこしは、とうもろこしの甘さ際立つ。
どれも甲乙つけがたしなうまさ。
おこわと言うと、少々塩が強めな店も多い中、ここは素材がよいということもあるのだろうが、塩を強く効かせずとも米の甘さが感じられおいしい。
ちなみにおこわは恵比寿にある【和の食 いがらし】監修とのこと。
この店も気になるところではある・・・。
おにぎりは海苔が巻いてあるものが食べたく、王道の鮭と昆布を。
まず、米に驚く。
これおこわ?って思ってしまうぐらいもっちり。米だけでうまい。
さけ:450円
鮭は紅鮭で築地の鮭専門店【近富】が自ら焼き上げたこだわりの鮭らしいのだが、そんな前情報なく食べたが、おにぎりの具としては贅沢すぎるぐらい香りよく、いい味。
こんぶ:380円
こちらの昆布は明治25年創業の昆布専門店【吹田商店】が1年以上熟成させた昆布の佃煮で、昆布は細かくカットされているのかと思ったが、天然の粒状昆布とのこと。
米が主役の店ではあるけれど、それぞれの素材にもこだわっている。まぁそういう店は珍しくはないのだが、面白いのは、ここは「餅は餅屋」を徹しているところか。
お値段もそれなりではあるが、ここはリピートしたい店の一つになった。
ところで、おにぎりとおこわを買い、食べる場所を確保したのはいいが、ドリンクがない!(もしかすると隅田屋で販売していたかもしれないが)
他の店舗で調達せねばと思いマーケット内に戻ると、テラス席の横に清澄白河に本店を構える紅茶専門店【TEA POND】があったではないか。
麻布台ヒルズ店ではテイクアウトの紅茶を販売していたことも思い出し、ここで購入。しかも、【TEA POND】とテラス席直結であら便利。
本日の水出しアイスティー:486円
この日は【TEA POND】の顔でもあるアールグレイブルーバード。
これ香りよくって、特に水出しが本当においしい。
最近、おにぎりブームではあるけれど、食べた瞬間米のおいしさを感じる店ってどれぐらいあるんだろうか。
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