正信偈に聞く(18) 肉食妻帯の理由
前回、「なぜ親鸞さまは肉食妻帯されたの?きっとすごい覚悟があったと思うんだけど、、、」というとっても大切な質問をいただきました。
これには、じっくり時間をかけてお答えしたいと思ったので、今回は正信偈の内容をお休みし、なぜ親鸞聖人が肉食妻帯されたのかについてお話ししました。
ただし、歴史的に事実が明確になっている訳ではありません。これはあくまでも個人の見解と味わいですので、あくまでも一つの参考に、ぐらいの気持ちで聞いてください。
今回は言い間違いがたくさんあります。ごめんなさい。
訂正してお詫び申し上げます。
訂正① 9分53秒ごろ
「大遠忌(だいおんき)」と言っていますが、正しくは「慶讃(きょうさん)法要」です。大遠忌というのは50年ごとの節目の御命日ですが、慶讃法要はご誕生と浄土真宗が成立したことについての法要です。全然ちゃいますね。ごめんなさい。
訂正② 11分08秒ごろ
「真宗祖廟(しんしゅうそびょう)」と言っていますが、正しくは「真宗本廟(しんしゅうほんびょう)」です。「東本願寺」というのは通称で、正式名称は真宗本廟です。ちなみに、西本願寺も通称で、西本願寺の正式名称は「本願寺」です。
訂正③ 30分59秒ごろ
「七高僧の5番目」と言っていますが、正しくは「4番目」です。道綽禅師は七高僧の4番目です。5番目は善導大師です。数え間違えました。。。
訂正④ 35分25秒ごろ
夢告について語っているところで、「観音菩薩が出てこられて」と言っていますが、「聖徳太子」の間違いです。ただし、親鸞聖人は聖徳太子を観音菩薩の化身と仰いでおられたので、間違いとも言えないのですが、19歳のときの夢告は聖徳太子のお姿で夢告があったと伝わっています。
訂正⑤ 48分36秒ごろ
ここでも「19歳のときに、観音菩薩から夢のお告げがあって」と言っています。これも、訂正④と同じで「聖徳太子からの夢のお告げ」の間違いです。
言い間違いが多くて本当にすみません!!
親鸞聖人は聖徳太子を観音菩薩と仰いでおられた、というお話をしているので、僕自身ごっちゃになってしまっていました。失礼しました!!
また、今回は非常に話が長くなってしまい、1時間を超えています。六角堂に参籠(さんろう)されるまでと、参籠されて夢告を受けられてからとの2回に分ければよかったです、、、
一生懸命、自分なりの想像と味わいを語っていますので、あたたかい目で見てもらえれば幸いです。
ちなみに、最初に拝読しているお言葉は親鸞聖人の伝記、『御伝鈔(ごでんしょう)』の上巻の最後の部分を拝読しています。
今回の資料は2枚あります。いつもの体裁の資料に加えて、恵信尼さまのお手紙の現代語訳(一部分を抜粋)も資料として配布しています。
A3版とA4版がありますが、どちらも内容は同じです。使いやすい方をご活用ください。