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職場の感染が怖いと感じる従業員、そのケアは?~突然の退職を防ぐために管理者が出来ることまとめ~

従業員の中には、職場で働くのが怖いと感じている人がいるのを知っていますか。

職場でいじめに遭っているわけではなく、職場で病気に感染してしまうのが怖いと考えている人がかなりいるのが現状です。

新型コロナウイルスの感染が広がってから特にこの傾向が強まりましたが、今後の従業員の将来を考えると放っておくことはできない問題でしょう。

管理者の立場からこの問題に対して何ができるのでしょうか。なぜ従業員が怖がっているのかを考えた上で、具体的にできることを見ていきましょう。

職場での感染リスクは二重で怖い

まず最初に、なぜ従業員が職場で感染するのを怖がっているのかをあらためてよく考えてみましょう。

実は二重の意味で怖いと思っている人が多いのを知っているでしょうか。

新型コロナウイルスに感染してしまい、感染者の一人になってしまうのが怖いと考えているのは誰でもイメージできることでしょう。

新型コロナウイルスに感染すると、家族にもうつってしまうリスクがあります。仮に自分自身は回復できたとしても、家族がもし亡くなってしまったら泣くに泣けない気持ちになるに違いありません。

職場では多くの従業員が集まっているので、その一人が感染者かもしれません。オフィスでは比較的狭い空間に従業員が集まっていて、リスクも高いのではないかという懸念があります。

また、オフィスにある複合機などはもちろんのこと、給湯室や休憩室、トイレなども一緒に使います。さらに外部からの来訪者がいたり、取引先の業者が出入りしたりすることもあるでしょう。

このような感染リスクが高そうなところに一日中いたら本当に感染者になるのではないかと怖くなってしまうのです。

そして、職場での感染が怖いもう一つの理由は、社内での立場を失う心配があるからです。

職場で自分が感染者だと発覚すると、他の従業員は誰もが自分も感染者ではないかと不安になります。焦って検査を受けに行ったり、家族に近寄らないように伝えたりする場合もあるでしょう。

取り越し苦労で済めば時間の経過とともに気持ちも和らぐかもしれませんが、本当に感染してしまっていたら恨みに近い気持ちを持つかもしれません。職場でクラスターが派生してしまったときには会社から非難されるのではないかと思うと、怖くて仕方がないのも理解できるでしょう。

このような不安が募ってしまってついには職場に行けなくなり、退職してしまう従業員が出てくるかもしれません。その前に管理者が対応をして従業員のケアをすることが大切です。

優秀な人材を守るために管理者ができること

従業員が怖いのは、紛れもなく感染そのものです。自分が感染者になる様子をイメージしてしまい、怖くて職場に行けない状況にまで陥ってしまうと退職せざるを得ないでしょう。

こんな原因で優秀な人材を失ってしまうわけにはいかないですよね。対策として管理者にできるのは職場の除菌対策です。

「職場にいても感染する心配はあまりないから大丈夫」と従業員が思うような環境を整備できれば、今まで怖がっていた従業員も安心して職場に通えるようになります。

従業員は新型コロナウイルスへの感染を怖がっているので、除菌して感染源をなくしてしまえば良いのです。シンプルでわかりやすい方法なので、信頼できる除菌対策ができているならきっと大丈夫だと誰もが思ってくれるでしょう。

ただ、重要なのは本当に心から信頼できる除菌対策を実行することです。

いい加減な除菌をしているだけでは従業員の不安は拭えません。確かにこれなら不安がないと思ってくれるような対策を考える必要があります。

職場の除菌の不安は何か

「既に職場の除菌には取り組んでいる」というケースもあるでしょう。

職場の出入り口にはアルコール消毒液を設置して手指の消毒を励行したり、会議室や資料室、トイレなどにもアルコール消毒液を用意したり、除菌機能がある空気清浄機を導入したりすることも多くなりました。

また、従業員で職場の除菌をしようという取り組みも進められています。手動のドアや階段の手すりなど、手で触れる可能性のあるところを担当者がスケジュールを決めて除菌して回っている職場もあります。

ただ、このくらいの除菌をしていてもまだ不安という人も少なくありません。従業員による除菌に対して出てくる不安は、個人によって除菌作業の丁寧さに違いがあることです。

誰もが皆、丁寧に除菌をしているなら不安はあまり生まれないでしょう。しかし、人によって除菌に対する意識には大きな違いがあります。仕事が忙しいから適当に済ませてしまおうという人や、昨日はまじめにやったから今日は大体やっておけば良いだろうという人もいる可能性があるのです。

実際には全員が真剣に除菌をしていたとしても、もしかしたらいい加減な人がいるかもしれないと思うだけで感染が怖くなってしまう繊細な人もいます。このように個人の考え方や感じ方に大きな違いがあるのが不安を引き起こしている大きな原因です。

現実的にも、職場には色々な価値観の人が集まっています。管理者の立場から見たら、皆が大体除菌をしてくれているから大丈夫だと判断するかもしれません。しかし、それでは職場にいるのが怖いと感じる人もいる可能性があります。管理者は自分の価値観で判断せずに全体のケアをすることを考えましょう。

長期戦を見越した対策を立てる

従業員全員が怖いと思わないような除菌対策とは何なのでしょうか。

従業員が除菌をしていると精度の違いが生じるので、一番いい加減な人を基準にすると不安が大きくなってしまいます。

除菌がいつもきちんと行われている状態にすることを目指すには、プロに依頼して除菌してもらうのが良い方法です。実績があるプロの業者に除菌をしてもらえば、知識とノウハウに基づいた対応をしてくれるので安心です。

毎回正しく除菌したことを証明書などで示してもらうこともできます。その証明書を掲示しておけば従業員も「安心できる職場環境なのだ」と納得してくれるでしょう。

プロの業者に任せて除菌する方法は、今後の除菌対策が長期戦になることを想定すると合理的な選択肢です。

今は我慢して除菌の努力をすることができている従業員も、その作業にストレスを抱えていたらいつかは我慢できなくなってしまいます。厳しいルールを決めて完璧な除菌対策をすると不安は減るかもしれませんが、作業の負担が大きくなって別の不満が生まれてしまうのです。

これが長期化すると、別の理由で退職する従業員が出てくる可能性もあります。さらに、長期戦になると慢性化してきて従業員の除菌が雑になるリスクもあるでしょう。それでも感染者を出さないようにするには、プロとして除菌をする外部業者に任せた方が安心です。

信頼できるプロの業者を探して、職場の状況に応じた適切な除菌の仕方を相談することが管理者だからこそできることです。事前に従業員に聞き取りをして何が不安になっているかを集計しておくと、スムーズに打ち合わせを進めて除菌対策を始められるでしょう。

プロの力を借りて安心と信頼を勝ち取ろう

従業員にとって職場で感染するのが怖いのは確かです。

しかし、適切な除菌対策をして従業員が感染する不安を乗り越えられるようになれば引き続き働いてくれるようになる可能性は高くなります。安心を勝ち取るためには従業員による除菌を促進しつつ、プロの業者による信頼性のある除菌を実施するのが効果的です。

従業員が持っている考え方や価値観は多種多様と考えて、管理者は全員が不安も不満も抱かない除菌対策を進めるのが大切です。プロの力を借りて安心と信頼を勝ち取り、除菌対策を実施し続けられるようにしましょう。

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