イスラエル研修備忘録2 1日目 テルアビブ・ヤッフォ~エルサレムへ編
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という訳で、ようやくイスラエルに着いた我々。
11月18日のお昼ごろになっておりました。
現地のガイドさんとも合流し、さっそくバスで移動。もうお昼ですから、食事しましょう、とのこと。
そこで私をある悲劇が襲います。
備忘録1でも書いた通り、私は飛行機がとても苦手。気圧の変化でひどい頭痛がしていました。しかも色々あってきっついお酒を飲んでしまい若干悪酔い気味。ええ、自業自得です。
バスでの移動中から気分が悪くなり、バスから降りた時にはちょっと辛い状況。でも異国で群れから離れることは即ち死を意味します(嘘です、死なないけれど色んな人に迷惑をかけてしまいます)。必死でツアーのメンバーについていっているうちに胸はムカムカ、とうとう道端の下水溝に戻してしまいました。辛かった…。でもほとんど胃に内容物入っていなくて良かった…。
そういう訳で、この旅行での記念すべき最初の食事はほとんど喉を通らず…残念、無念。
皮なめしのシモンの家
さて、まずはじめの観光地が、新約聖書に出てくる皮なめしのシモンの家。
この皮なめしのシモンの家については、事前研修の時にも先生から聞いていて楽しみにしていた場所の一つです。聖書学かじってたくせに新約聖書はほとんど学んでいなかった私、皮なめしのシモンという名前を聞いても「ああ、そう言えばそういう人いたなあ」くらいの感じでした。
皮なめしのシモンさんは、当時卑しいとされていた革職人で異邦人。それでもキリストの教えは彼にも正しく伝道されていったんですよ、という話を聞いて「ああ、だから重要人物だったのか」とようやく理解できました。それと同時に小中学校の頃の宗教の授業(私はカトリック校出身なので宗教の授業があったのです)で皮なめしのシモンについてはほとんど言及しなかった理由も。
これはデリケートな話題になるのですが、私の地元に革職人の方が多く住んでいた地域があり、小学校の頃職業差別について特別講義でその地域の話を聞いて「よく知ってる場所やん!」と思ったのを思い出しました。因みに、よく知っている場所だけど、大人たちがその地域についてあまり話したがらないのがなんとも言えない気色悪さを感じました。タブー視しすぎず正しく教育していくことの方が大事だと思うんですけどねえ…。
ヤッフォの美しい街並み
シモンの家を見学した後は海岸沿いの街並みの見学。
↑の噴水は十二星座をモチーフにしているとかで、確かにその目で探すとカニとか女の子とかがいます。ただ、この噴水見ている時も体調がすぐれず、ガイドさんの解説もあまり耳に入ってこず、もったいないことをしてしまった…。
ヤッフォってかなり暑いんです。一方我々は11月の大阪から飛行機で飛んできて、着替える暇もなかったため冬着。飛行機の中は寒いので、ご丁寧にヒートテックまで着込んでおりましたとも。上着など脱げるものは全部脱いだけど、それでもまだまだ暑い。
そして激しい太陽。
空が青い!海が青い!
道行く人たちは涼しそうなリゾートファッション。私たちのような観光客以外はみんなセレブというか、パリピというか、そんな感じの華やかなお召し物でした。
ガイドさんのお話によると、この街は家賃がすごく高い皆の憧れの街だそうです。だからパリピっぽい人が多かったのかな。
体調良い時にゆっくり観光したい街でした。でも、体調が悪くても地中海の美しい空と海はしっかり目に焼き付きました。
途中カルメル会の修道院にも立ち寄ったり。すごく雰囲気の良いところだったとは覚えているのですが、やはり体調不良であまり記憶になく。。やはり元気が一番だということを痛感しました。
エルサレムで初めての御ミサ
バスで移動してエルサレムへ入ります。バス移動の間によく寝たのでちょっと元気になりました。
エルサレムのノートルダムへ。
ここはバチカンが運営するゲストハウスになります。
ここのお御堂で御ミサでした。
司教様と神父様司式の御ミサ。私自身は洗礼は受けていないのですが、身内にクリスチャンが多く、小中高とカトリック系ということで御ミサに預かる機会は比較的ありました。とはいえ、数年のブランクあり。
一番衝撃だったのが、典礼文がかなり変わってて、「また司祭と共に」が「またあなたと共に」になっていたこと。
神父様「~は皆さんと共に」
参列者「また司祭と共に」
というのが身にしみついていたので、結構驚きました。でも御ミサって良いですね。私自身はクリスチャンではありませんが、約一時間祈りだけに没頭できる時間がどれほど貴重なことか。大人になってからだとその大切さがよく分かります。
御ミサに預かっているうちにとっぷり日も暮れ、ようやくホテルへ。
この日は疲れ果てて夢も見ずにぐっすり眠りました。
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