シャドウキラー(5)
「んん…」シャドウキラーのボスが眉毛をぴくぴくと動かして、3人を見ていた。
「お前、」666番は顔を上げた。「はっ」
「えらい大物を連れてきたな。」すると、急にデリルガがボスに話しかけ始めた。
「俺たちがえらい大物というのはどういうことですか?俺たちは殺ししかしていませんが。」しかし、ボスは全くひるむ様子がなかった。
「そこの女は今のターゲットだ。それに、お前はその次の予定だった。
しかし、お前たちがここに来たということは私の手下になるということだな…」とだけ言うと何か考え、こういった。
「しかし、お前たちが普通に手下になるやつじゃないというのはもう分っている。お前たちは何が目的だ」ボスは真剣な顔だった。
「おいおいボスさんよ。そんな怖い目で見ないですダサいよ。俺はただあなたの手下になろうと思っただけさ。しかし一つの条件付きで、だ」
すると、ボスは笑い顔になった。とても怖い笑い声だ。どうやら彼を気に入ったらしい。
「その条件とは何だ」すると、デリルガが顔を横に向けた。まるでロボットのように体は全く動かずに、顔だけだ。
「この人たちをどこかにやれませんか?」すると、ボスが鼻を鳴らした。「よく気が付いたな。」
彼が手を上げると、数十人が壁の隠しドアから出てき、どこかに行った。「まあ今のは冗談ですよ。本当の要件は…そこにある凶器を持ち去ることです」
「それと...」というと、地面をけり、天井をけった。天井がもぎ取れ、上にあった通路が出された。
「まだいますよね」それを見たボスは少し驚いていた。「お前の感はどこまでおかしいんだ。」彼はもう驚かないという顔をしていた。
すると、ずっと黙っていた人が地面を思いっきり足でけった。「まだいますよ。この床の中に。」
地面をたたくと、地面の中がからな音が出て、ササっと何かがどこ何逃げていく音も聞こえてきた。
「お前らには参ったよ。」ついにボスは降参した。「わかった。お前たちを入れてやる。条件ありで、だ。」
それに付け足しで言ったのだと思うことを言った。「しかしお前たちはよく私がお前たちをテストしていたことが分かったな。」
しかし、デリルガはきょとんとしていた。「テスト?そんなこと知りませんでしたけど」女の方は知っていたらしく、ため息をついていた。
「やっぱりお前は失格だ」すると、彼は「えー?」と絶望していた。しかし、その反応を見ると、ボスはハ、ハ、ハ、と笑い、今のは冗談だといった。
すると、ボスはいつもの姿になった。「それで、お前は何が条件だ?」と、女の方を見た。「私の条件は給料をもらいたいわ。一人殺すごとに1万円とか」そこへ、666番が登場してきた。
「お金ならもらってますよ。1人ごとに5万円ほど」すると、彼女の目がお金の目になった。「ご、5万円…」彼女はお金のことになると目が動かないようだ。
「まあ、条件はなしで。」と宣言した。
「それじゃあ決定だな。」ボスは二人に服を渡した。
「これはシャドウキラーの服だ。たぶんぴったりだろう」と、いったいどこから取り出したのかがわからない黒い服が2足取り出した。
2人が着ると…