普通に生きたい僕であった(7)
1、2、3…みんなが声を張り上げて仲荷仲荷の大縄跳びを数えていた。
30、31、あー 縄に足が引っかかり、終わった。
「今までで一番最低…」仲荷は絶望していた。
「それでは次は市川さん。」市川さんは慌てて走っていった。
1、2、3、4、5、6…30、31、32、33、34、35、36…50、51、52、53、54、55、56、57…100、101、102、103、104、105、ドタン! 市川さんが疲れすぎてバランスを崩し、地面に落ちた。
「ひゃ、105…」運動と先生はポカーンとしていた。
雲藤はもう少し後でやり、106だった。
「ウォー!勝ったー!」彼はとても喜んでいたが、僕は たったの一つだよ と、文句的なものを心の中で言っていた。
僕は市川さんの後だから、やり、52回ぐらいで終わることにした。
やろうと思ったら、超能力で体力を無限にして、数千兆とか行くことだってできるだろうが、そうすると世界的に有名になるから、みんなの平均回ほどで終わらした。
終わると、普通にしているとおかしく思われると思ったので、わざと少しの間息を荒くしていた。これは超能力なしでも死ぬほど簡単だ。
みんなが終わると、たったの40分ほどしかたっていなかった。
「まだ時間があるので、私も試してみることにする。」と言い、大縄跳びをし始めた。
さすが先生だ。みんなよりも一番長く続いた。終わる前にほとんどの人は数えるのをやめていた。
172だ。誰かがへんてこなことを言った。
「先生、筋肉ってどのぐらいですか?」
筋肉を先生が見せると、みんなが驚いていた。
筋肉もりもりだ。
「それではみんなで一気に縄跳びをやるぞ。もう片方を持ってくれる人は誰だ?」というと、雲藤、新説、新陽が手を挙げた。
「それでは、は...じゃんけんで決めてくれ。」先生が決めることはできなかったらしい。「最初はグウ、ジャンケンポン!」雲藤が勝った。
「1、2、3、あー」みんなが同時にするのは一人よりも抜群に大変だ。みんなが同時にはねないといけない。
「もう一回!1、2、3、4、5、6、7、」今度は7まで行けた。
それからやると、だんだん増えていった。
9 11 13 15 17 しかし、ここで減ったり上がったりして、17よりも上に行くことができなくなった。
16、17、15、12、14、6、1、14。そこへ、ある人物が来た。
「それで?井辺名はなんぼだった?」古見だ。
古見がどうやら保健室から出てきて、こっちに来たらしい。
テレパシーですぐにそんなことなんか見抜ける。
「古見、体調は大丈夫なのか?」古見は手を回しながら返事をした。
「もうばっちり。元気だよ。」僕は頭の中であることを考えた。
「それじゃあ大縄跳び、するか?」すると、古見は悲鳴を上げた。
「それはダメー!」
ハハハ