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ドアを開けてみると、そこには小さな人が立っていた
「へ?」私は気のせいかと思い、目をこすった。
もう一度そこを見ると、やはり小人はいた。
小人は私を見ると、慌てて物の中へと消えていった。
私はそれにつられて倉庫の中に入った。
でも、そこにはもう小人などいなかった。
私は首をかしげながら外に出ると、理科準備室のドアを閉めた。
だが、おかしいことはそこでは終わらなかった。
次には遠くで男が立っていた。
血かついていくと、目の前が見えなくなった。
いや、見える。
その場が暗くなっただけだ。
まるで真夜中になったかのようだった。
外を見ると、やはり考えは会っていた。
真夜中になっていた。
私は廊下の電気をつけると、そこには男が立っていた。
黒い帽子をかぶっていて、黒いスカーフを羽織っていた。
まるで真夜中に溶け込む暗闇から作られた人間のようだ。
「あの…」僕が寄ろうとしたとき、向こうから一人の少年が現れた。
私のクラスメイトだと思う。
だが、彼はその男に見向きもしないし、空が急に暗くなったことを疑問にも思わずに通り過ぎていった。
「?」私は男をもう一度見た。
確かに男だとは体格でわかる。
だが、顔が見えない。どんな顔なのかがわからない。
私は怖くなり、1歩、2歩、後ろに下がりだした。
大体10歩ほど後ろに下がると、男が消えた。
フッと消えた。
それと同じ時に窓から光が照らされた。
私は数秒目がくらんだが、慣れると前には誰もいなかった。
いったい何が起こったのかわからないが、とりあえず教室に戻った。
「いったいどうしたんだ?」君は私に近寄ってきた。
「やっぱり彼の警告は会ってたのかもね」私は頷くしかなかった。
確かに今のところはおかしなことしか起こっていない。
今日はこれが続くのかと思うと、背筋がゾッとした。
「とりあえずできるだけ気にしないようにしよう、もしも何かあったら保健室に行くのが一番だと思うよ」
私は頷くと自分の席に戻った。

私はため息をついた。
だが、そんなことをしてどうにかなるわけではない。
私は仕方なく今日はこのままきにしないことにした。
1時間目も2時間目も普通に過ごした。
3時間目が終わり、4時間目になったとき、また怖いことが起こった。
視線を感じ始めたのだ。
初めは気にしなかったが、だんだんと怖くなってきた。
私は助けを呼ぼうと君に近づいたが、君からも視線を感じた。
私は恐怖に包まれ、その場を飛び出していった。

保健室は静かで、誰もほとんどの時はいない。
保健室の先生は仮の先生でもあるので、いつも忙しい。
私はベッドにもぐりこむと震えていた。
これが恐怖…
怖い、誰かに助けてほしい。
私は一粒の涙が落ちた。
「助…けて…」私はいない人間に助けを求めた。
ちょうどその時、誰かが保健室に入ってきた。
盛られてもいないのに視線を感じる。
私は完全にもぐりこんだ。
その人物は保健室を通ってまっすぐ私のところに来た。
もう駄目だ
私は目を閉じた。
すると、後ろから誰かが手を伸ばしてきた。
その手が私に触れたとたん、私は恐怖から解放された。
「ここにいたんだ」
『私は』
探したよ。まあここにいるって予想できたけど。
『嬉しかった』

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl @コメント/返信99.9%