オーシャン・シー❚紙
他の人に訊いたが、全員がこんがらかっていた。
その中には僕たちの山に乗っていた人もいるし、海で死んだ人もいる。
他には全く違うところにいたという人もいた。
「いったい何が起こってるんだ?」人々は勿論、こんがらかっていた。
いったい今、何が起こっているのかもわからない。
僕もわからない。
これは夢だ。ほっぺをひねれば誰にだってわかる。
いくらは知っても疲れないのがもう一つのヒントだ。
だが、その中で喜んでいる人もいる。
おじいさんおばあさんだ。彼らは肩こりや腰こりがなくなったので、若返ったようじゃ!とはしゃいでいた。
だが、その中には不安な言葉も上がっていた。
「このまま戻れなかったら私たちの本体はどうなるのかしら…」と、一人が言った。
「ここに一生閉じ込められるんじゃないのか?」もう一人が言う。
喜ぶ人もいるが、他には不安に思う人った地もいるのだ。
僕は自分の家に帰ると、自分の部屋に入った。
その下には一枚の紙が置いてあった。
その髪は少し降るように見えた。
橋がボロボロになっていて、少し色が濃くなっている。
しかも、書いている言葉はにじんでいて、少し読みにくかった。
僕はその紙を読まずにそのまま持って、外に出た。
本田と佐々木に見せると、時間はかかったが、読み上げることができた。
「?」それを読み上げると、さっぱり意味が分からなかった。
書いていたことはさっぱりの外国語のような言葉だったからだ。
全てひらがなで書いてあった。
それでもう読みにくい。
なのに、そのうえで意味がないのだ。
読み上げても、言葉にはならなかった。
「どういうことだ?」本田は訊いてきた。
僕は首を振った。わからなかったからだ。普通に。
僕たちは頭を悩ませたが、頭を悩ませたとしても何にもならなかった。
僕たちは諦めえると、インターネットに目をずらした。
「ここなら…」そこに書いてあった文字を入れて、エンターを押した。
たくさんの検索結果が現れたが、いいのは見つからなかった。
「他にあるとすれば…」僕は全く違うものに目をやった。
サイトだ。そこで誰かに訊けるかもしれない。
『시간』それだけが返ってきた。
それは、韓国語のようだ。
「翻訳してみるか…」結果は、一文字だった。
時間だ。
僕は本田と佐々木を見た。
2人も同じことを考えていたようだ。
「待てとでもいうのか?」すると、画面に書いてあった翻訳が変わった。
『맞는→正解』その時はびっくりしたが、冷静に考えてみればそうなのかもしれない。
僕はそのままボーっと座っていた。
待てと言われたので、何かが起こるのだろうか止まっていたのだ。
すると、遠くから大きな音が聞こえてきた。
それは、とても遠くだ。何キロも先だろう。
「何だ?」僕は外を見た。
そこで見たのは、驚くほど高い津波だった。
前と同じだ。
今回は家の中にいたので、押し寄せてくる津波から逃げることができなかった。
遠くに前登った山は見えたのだが、それは遠すぎた。
津波はどんどん近づいてくる。
時速800キロ以上の速度で近づいてきているのだ。そんなものから逃げられるわけがない。
僕たちは津波に飲み込まれた。
「…」気が付くと、ベッドで寝転がっていた。