サッ
金木は忍座先生の攻撃がぎりぎりで読めた。
バシ!
彼は腕で受け止めたが、力がすごすぎてふっ飛んだ。
「っ」彼は壁にぶつかった。
残るは忍差。
シュ
忍差はもっと早くに忍座先生の動きを読む事ができ、止めても無駄だということを自覚しているのか、飛びのいた。
しかし、先生は倒れなかった。
彼は足から落ちて、また消えた。
そこで2人はあることに気づいた。
先生が1人になっていた。
おかしなことを気付いただろう。
もちろんそこら中に飛んでいるときに分身することは無理だろう。
それは先生でもそうだ。
しかし、2人はできると信じていた。
なので、1人になっていることを見ると、何かの和中と思い、警戒度を上げた。
忍差は真ん中らへんで。
金木は壁の近くで。
しかし、焦げきしてくる様子はない。
なので、2人は体育室の角に寄った。
「そろそろ暇だし、本当の戦いを始め…」
そこで急に声が途切れた。
一人の生徒が通りかかったからだ。
彼の名前は大翔(はると)。ファミリーネームはまだわかっていない(‟^∀^”)。
大翔はどちらかというと、やんちゃなのか真面なのかは分からないが、とてもな本を読むのが好きで、1兆以上の本を読んでいる。しかも、それのほとんどは400ページ以上ある本だ。
大翔とは金木と忍差が体育館にいることに気づき、近づいてきた。
「ここは入っちゃいけないんじゃ…」
すると、急に後ろに下がりだした。
「や、やっぱりいい…や!」と、180度回り、突っ走っていった。
向こうから、誰なの先生が「こら!廊下を走っるな!」と彼に怒っていて、彼が誤っている声が聞こえてきた。
どうして彼が逃げたかって?
それは、金木と忍差の目。
彼らの目は光っているように見えるほど、不気味だった。
ただそれだけだ。
彼が出ていくと、忍座先生が出てきた。
「それでは争いを始めるか?」
金木はあきれていた。
無理やり持ってこられて、入り切っている事に。
すると、そこに1匹のスズメが入ってきた。
チュン!
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