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日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。

私の名前は田村美音(たむらみおん)、私は普通のどこにでもいる子供だ。今は学校にいる。問一体ところだが、今日は学校で火事があり、家に帰った。「私のものは大丈夫だったらいいな…燃えたところは給食室だし…」私の教室は給食室の2階上なのだ。だからもしも上に火が進んだのだとすると私の教室に火が届いたということだ。だから私のものも燃えている可能性は0%ではない。
「どうしよう…」私は今日、学校にいると火災報知器が鳴りだし、ものを置いたまま校庭に出た。初めは避難訓練かと思ったが、本当の日なんだと分かり、驚いた。「教室は戻るのは危ないので家に帰ること、明日には大丈夫だと思います」私たちは結局手ぶらで帰ることになった。「はー、大事な巻物を置いてきたままだった…」私は肩を落とし、ため息をついた。「私のノート、燃えていなかったらいいな」私はそのままゆっくりと家に帰った。
「まあ大丈夫でしょうね」私はそのまま畳に倒れこんだ。「まあ、絵でも描きますか」私は巻物を箪笥から取り出し、書き始めた。まずは筆にインクを付け、紙の上を走らせた。「よし、」私は完成した絵をまた丸め、箪笥に戻した。「さてと、少し散歩してくるか」私はほかにすることがなかった。私は着物を整え、下駄を吐いて引きドアから外に出た。
ガラガラ 戸を開けるとすぐに外からいいにおいがしてきた。「この肉はいかがかい?」肉屋は私に肉を差し出してきた。「いいえ、大丈夫です」私は遠慮してまたありき始めた。毎日聞く音だ。私の下駄はコトンコトンとなり、風が吹き葉がさらさらと鳴る。店からはワイワイと声が聞こえてき、馬がパカパカと動き回る。毎日にぎやかな街だ。
「本当に、少し遠くに行ってみる」私は誰かにつぶやき、道をまっすぐ歩きだした。「今日はパブリックアドレスシステムが鳴らなくてよかった」私はほっとした。空を敵の軍が通り過ぎることはしょっちゅうある。しかし、今までは運のいいことにすべて通り過ぎて行った。
「今日は川で魚を捕まえるか」私はコトンコトンと下駄をならせながらゆっくりと進んだ。「川ってどうしてここまで遠いのかがわからないわ…」私はそうつぶやいていると、気が付けば川にたどり着いていた。
「今日も魚だけは賑やかね」私はほっとした。今日も食べ物には困らないようだ。「よし、それじゃあ取りにまいりましょうか」私は下駄を抜ぎ、袖をめくった。

「ふう、結構とれたようね」私は地面を見た。そこには魚が5匹いた。私はその魚をよいしょっと持ち上げ、ゆっくりと家まで持って帰り始めた。「ただいま」しかし、返事はない。私の親はもうこの世にいないのだから。

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl目標1000フォロワー・わがままだけど欲しい