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「ありがとー!」私は頭を下げるとノリノリで家を出ていった。
色々と手こずっていたが、少しすれば咲良はうまく説明できるようになっていた。
「ルンルンルン♪」私はめちゃくちゃ上機嫌のまま我家へと帰った。
私は家に帰ると教えてもらったことを思い出しながら少し復讐した。
その時、咲良はあるいいことを教えてくれた。
「勉強は一気にしたらいけない。15分やったら5分休む、それを続けたらいいよ」
私はそれを試してみることにした。そうすればもしかするともっとできるかもしれないと思ったからだ。

20分歩…

「もうはや勉強!?もっと休みたいよー」私はベッドでゴロゴロして駄々をこねていた。
だが、仕方なく起き上がることにした。なんか後ろから黒い目に見られた気がしたからだ。
「ギャー!!」私は死に物狂いで15分勉強した。
その繰り返しだ。

次の日、私が学校に行くと疲れ果てていた。
勉強というのはここまで疲れるものだとは思わなかった。
だが、実際的にここまで疲れたのだった。
ちょうどそこへ優真が現れた。
「どうしたんだ?いつもの高橋には見えないが」私は目を丸くした。
いつも私の文句ばっかり言っている人が私の異変に気付いたのだ。
前も気付いていた。
多分…
「どうしてわかったの?」「だっていつもはやんちゃな問題児じゃないか」彼はにやりと笑った。
やっぱりだった。
「誰がだー!」私は眉毛を釣り上げて優真を追いかけた。
「お、いつも通りに戻った」すると、彼は足を止めた。
そして、私を見てきた。彼の顔は真剣だった。
「それで、どうしてそこまで疲れてるんだ?」私はどうしてか彼に原因を教えた。
「それってまさか…咲良から教えられたんじゃないよな」私は頷いた。「咲良に教えてもらった」すると、彼はあっちゃー、という動作をした。
彼は説明してくれた。どうやら咲良のレベルは私に似合っていないらしい。少しイラついたが、真剣な顔で言われてしまえば冗談だとは思えない。
「その方法は多分、少し勉強ができる人用の方法だ」一瞬頭に来た。だが、すぐにしぼんでしまった。
どうしてかは全く分からない。別に催眠術を掛けられたわけでもないし。
「何かいい方法はある?」彼は少し考えると彼は頷いた。
「俺だったら昔は…」次に言われたことは聞くんじゃなかったと後悔することだった。
「強制的にやらすかな」その夕方は地獄のようだった。
逃げ出そうにも優真が目を光らせていたから逃げることはできなかった。
「こっちのほうが凶暴じゃーん!」私は地獄のような場所を早く出たくて頑張った。
だが、そのおかげでどうしてか昨日よりも頑張れたのだった。
その次の日はめちゃくちゃ疲れたが、どうしてかこれも勉強法だと思ってしまった。
「だるい…」私は授業中に一度、寝てしまったのだった。
だが、1つの授業で一度だ。
実際的にはすべてのクラスで寝てしまったのだった。
多分今日は先生からして、結構採点評価だったと思う。
全てのクラスで先生に怒鳴られて起きたからだ。
「もーやだー!」私は誰もいない空中に向かって叫んだ。
通りかかる老人の人たちが不思議そうに見てきていたけど。
「誰かー、たすえとぇー!」舌を噛んじゃって変な声になってしまったのだった。

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