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「…」
気が付くと、ベッドで寝転がっていた。
いったい何が起こったのかがわからない。
なので、起き上がって外に出た。
すると、そこにはまたもや全員が混乱していた。
だが、前とは違う動きをしていた。
ということは、前回の記憶があるということなのかもしれないし、違うかもしれない。
僕はとりあえず本田と佐々木のところに行った。
そしてて、念のために自分の部屋へと戻ると、そこには1枚の紙が落ちていた。
前回と全く同じ紙だ。
だが、ここも違うのだった。
「これって…」その紙にはまたもや一言が書いてあった。
だが、今回は違った。言語まで。
『run』その言葉はすぐにどういう言ことかが分かった。
僕たちは外に出ると、すぐに山に向かって走り始めた。
だが、曲がり角がありすぎて、逃げきることはできなかった。
津波が来て、結局飲み込まれたのだ。

気が付くと、またベッドに寝転がっていた。
「これはいったい何なんだ…?」僕はまた起きて、同じことを繰り返した。
紙をとると、自分のパソコンの前に立った。
今度はこう書いてあった。
『爬山』今度はいったい何を言っているのかがわからなかった。
なので、津波が来る前に、調べると、山を登れという意味らしい。
だが、今度は逃げることをしなかった。
僕はそのままじっとしていた。
どうせ津波にはおいつ帰れる。
それなら逃げずに待とうと思ったのだ。
だが、津波が当たり、家が沈んでも変わらなかった。
海の底にいるだけだった。
息が切れそうになった時まで、そこにいたのだった。

今度は違う方法を試すことにした。
そこにずっといるのだ。
今度の紙にはいったい何が書いてあったのかわからない。
だが、その考えは失敗になってしまった。
津波が襲ってきて、僕を連れていったのだった。
津波の波は強すぎた。
対抗できるような速度ではなかった。
僕はそのまま連れていかれ、気づけばまたもやベッドに寝転がっていた。

次の方法か少し場所を変えるだけだった。
家の中に帰るのだ。
だが、それも失敗した。
確かに波は対抗できた。
だが、今度は違う問題が現れた。
初めは窓が壊れるだろうと思い、窓から逃げようとした。
だが、僕はバカだったようだ。
窓から入ってくる水の量は半端ない。
逆らって動くことができなかった。

次の方法は簡単だ。
今回は下の階で、すべての窓を開け、戸を開けた。
そして、それは成功した。
水がたくさん入ってきたが、それは下からどんどんためていった。
そのまま外に出ると、上へ泳いでいった。
少し行くと、顔が海水から出た。
成功したのだ。
だが、そこである問題が現れた。
陸地が見えないのだ。
そして、他の人は一人として残っていなかった。
残っていたのは僕、本田と佐々木だけだ。
彼らも見つけるまで、これを繰り返すのかもしれない。
だが、海水の中にずっといれば凍死する。
だが、陸地もボートも見当たらなかった。
まるで、わざとこうしているかのようだった。
そのあっまぷかぷかと浮かんでいると、だんだん気が遠くなっていった。
目の前の視界が薄れていき、しまいには真っ暗になってしまった。

気が付けば、ベッドにいた。

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl目標1000フォロワー・わがままだけど欲しい