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「…」私はボーっと教室の窓から空を眺めていた。
今は昼休みだ。
空を眺めるのは楽しい。
一番の理由は…
「あ、岸田先輩だ!」先輩はきょろきょろと空を見た。
「どこだどこだ?」私は一つの雲を指さした。「あれ」そこには怠け者に似ている雲があった。
「僕は怠け者なのかーい!」先輩が急に飛びついてきたが、運悪く彼の足がもつれ、地面に落ちた。
私はそれを見て、とても笑った。
やっぱり先輩は不運の紙だと思ったほどだ。
「クー!運の神よ!どうしてここまで運を奪うのだ!」彼が立ち上がろうとすると、固まった。
私はいったいどうしたのかと彼の視点をたどっていった。
「変態!」彼はまた地面に落ちた。今度は頬に赤い跡を残して。
「グハッ…」

私は自分ができると思っていた以上に起こっていた。
先輩は焦っていたが、関係なかった。
「ひどいです!」彼の心に突き刺さったと思う。
彼は地面に崩れ落ちて、気絶してしまった。
「あ…」私は彼のほっぺたをつついてみたが、ピクリともしなかった。
私はどうしたらいいのかわからなかった。
「センパーイ」いくら読んでも返事はなかった。
私は一番最後にあった際手段を選んだ。
「チュ」私は頬に軽く手を当てた。
すると、先輩は飛び上がった。「ギャ!」多分一瞬だけ猫になったと思う。
「起きた」私は結果に驚いた。本当に起きるとはそこまで思っていなかったからだ。
彼は角に飛びのいて「フーッ」っと警戒した。
それを見て、私は爆笑してしまった。
本当に猫みたいだったからだ。
「さっき何かされたような…」彼は頬に触れてつぶやいた。
だが、私はほんの少しだけ顔を赤めて目をそむけた。
やったことはやばいことだと思ったからだ。
「?」彼は私をジーッと見てきたので、逆に目を背けてしまった。
私の顔は今、めちゃくちゃ真っ赤になっていたのだった。
多分。
「それで、さっき笑ってたのはどうしてかな?」さっきまでどうもなかった雰囲気が急に変わった。
私は恐る恐ると岸田先輩を見た。彼の顔は笑っている。多分普通に笑っているんだと思う。
だが、どうしてか、彼から悪心が見えるのだった。
「それはその…」私は言葉に詰まったまま焦っていた。
「その…」何を言ったら元に戻ってくれる?許してくれる? 私はめちゃくちゃ考えてしまった。
すると、今度は先輩が笑い出した。「やっぱりそうなるよね」急に悪心が消えた。
跡形もなく。もうどこにも見えなかった。私はそん時、涙目でプルプルと震えていたのだった。
「というか…大丈夫か?」ちょっと問題になっていることは先輩が察したようだ。
「先輩…」私は先輩に顔を向けた。
「バカバカバカバカ!」私はポコポコとこぶしをふるったが、彼には全く聞いていなかったようだ。
顔を赤くして起こる私とそれを見てたたかれながらも笑う先輩、それはほかの人からすればこうだった。
「いいカップルになりそうね…」
私はそれが運悪く聞こえてしまい、もっと顔を赤くした。
「モー!」私は振る手をもっと強くした。
「ちょ!?」彼は頭を抱えて地面に伏せた。
「痛い痛い痛い痛い!」それを見て、他の生徒たちはこういった。
「やっぱりいいカップルねー」
私は顔をトマトのように赤くして叫んだ。
「モー!」

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