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僕はとことこと家に帰っていった。
「おい、どうしたんだ…?そいつは」前にあったことのある牢番人が訊いてきた。
彼は少し動揺していた。
僕は手に持っているものを見ると、にっこりと笑った。
「ちょっと遊んでもらっただけです」僕の手には口から泡を履いて気絶している悪組織がいた。
「そうだ!この人たち、お願いできますか?」僕は彼に頼んだ。
彼はため息をついてから引き取った。
彼の手につかまれたものは逃げることができない。
彼はそんな魔法を持っているのだ。
だが、僕は逃げて見せた。
自分を粉々にして。

「さてと、戻るとするか」僕はポケットからクリスタルを取り出すとうっとり見ていた。
お礼を言おうと牢番人に目を向けると、自分の目が丸くなった。
彼が見えなくなったのだ。その代わりに、彼がつけている武器や防具などが見えてきた。
「ありがとうございました」軽く頭を下げると、僕は駆け出していった。
その時、理由を分かったからだ。だが、確かめたかった。
なので、僕は真っ先に町へと飛んでいった。

「すみません!」路地の奥に立っていた一件の家に入っていった。
中に入るなり、そこにいた男が目を光らせた。
「なぜ王女などのお嬢ちゃんがこんなところにいるんだね?」彼は普通に立っているだけだったが、スキがどこにも見当たらなかった。
まるで、いつでも警戒しているかのようだった。
「これについてお聞きしたいのですが」僕は礼儀正しく振舞った。
彼は白いひげを少しはやしていて、老人にしか見えない。
だが、彼は老人だからこそなのか、目が鋭かった。
どんなことでもオミトオシのようだ。
その証拠に、クリスタルを見せても一切動揺を見せなかった。
「ほう、エレクトリック・クリスタルか…見事ですな…」彼はまじまじと見てつぶやいた。
これは伝説とも言われたクリスタルと第二発見者が言っていた。
だが、彼は私が持っているということを知っているかのようだった。
なので、僕は訊くことにした。「動揺しないんですか?」彼は軽く笑った。
「ホ、ホ、ほ。お嬢ちゃんのような狂った人がここに来るということはおかしなものを持ってきたに違いないと思うであろう」僕は狂った人というところが引っ掛かった。
ということは僕が狂った人ということ?なんかめっちゃ腹立つんだけど! 僕はほおを膨らませて起こったが、彼は全く動揺しない。
「それで、なぜこれを持ってきたのだ?」彼は意地悪な表情から真剣なのに変わった。
周りの空気が冷えた気がする。
「これって防具などのように作れますか?できれば声を変えれるように…」僕が話し終わる前に彼は察していた。
彼はすぐに奥へと歩いていった。僕も後ろからついていくと、目を光らせた。
そこには不思議な防具が大量に並べられてあった。今までで見たこともないようなものだ。
「まあ、それならこれだな」彼はクリスタルを受け取ると、その機会にはめた。
それはまるで口にはめるもののようだった。
「これを口につければ使えるだろう。其方の魔法なら浮かすことが可能であろう?」僕は頷いてつけてみた。
だが、すぐにどういう意味なのかが分かった。すぐに落ちたのだ。はめるところもなかった。
自分の魔法で浮かばせると、うまくいった。
「よし!」すると、その声は懐かしい声に変わっていた。
前世の…僕だ…

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