シャドウキラー(24)
『侵入者とは不思議じゃな』その声は老人だった。しかし、666番、333番とデリルガが探しに来たのは若い男性のはず、そこまで老人にはなっていないはずだ。それに、666番が言うにはあの写真は今日取ったらしい。なので2人は別人かと思った。
『お前たちはシャドウキラーか?面白い、少しゲームに参加してもらう。勝てたならワシの首をやろう』3人は驚き、固まった。「あいつの…」「…首を…」「…渡すだと」『さっきそう言っただろう』その老人はまあ割を見ても見当たらなかった。しかし、どう考えても録音には思えなかったし、何かの機械を使ってどこか遠くから声だけを送って言うような音でもなかった。
どこだ、どこにいる デリルガはまあ割を見て、天井を見た。しかし、まるで360度すべてから聞こえているかのようだった。全く察知できないのだ。そこら中から聞こえる。やまびこでも使っているのかと思ったほどだ。「ゲームとは何だ」666番がある方向を見て言った。
すると、喜んだ声が聞こえてきた。『ゲームのルールは簡単。何をしてでも死なないことじゃ。とりあえずこのボタンを押してもらおうか』どこからか機械が動ききしむ音が聞こえると、ボタンが壁から現れた。「押すか?」デリルガが言うと、2人はコクリとうなずいた。
「それじゃあ…」デリルガがボタンを押した。 ドカン 何か大きな音がして、地面が粉々になった。「地面は木で作られていたんじゃないのか―!」木の地面がまるでガラスを割るかのように割れ、下には大きな穴ができていた。「わ!?」デリルガ、666番と333番が一緒に落ちた。上からは最後の言葉が聞こえてきた。『ゲーム、開始じゃ』
3人はとてもふかっふかな物に落ち、助かった。「綿だ」下を見て666番が察した。「どうやらまだ殺す気がないのかもしれない。殺すのならばもう殺せたのだから」3人は見合ってから周りを見た。しかし、1つのドアと前に代があり、何かが書いてあるだけだった。
そこまで行き、読んでみた。そこにはこう書いてある。『ワシが作ったゲームへようこそ、この先には迷路がある。しかし、水中だ。空気を吸えるところなどもあるが、せいぜい頑張ってくれ。健闘を祈る。』その下は何かが塗られていて、とても少ない情報だったが、この後とても役立つことが分かった。
「入るぞ」ドアの横にあったボタンを押すと、ドアが開いた。しかし、予想外のことも起きた。中から水があふれてきたのだ。どうやら薄くガラスがあり、空気は体半分ほどあったが、どうやら出るためにはさっき言っていた迷路をくぐらないといけないらしい。
「どっちに行くか?」ガラスが透明だったので反対側に見えたが、3つの方向があった。すると、666番がさっきの文字を指さした。2人がそっちを見てみると、文字が出てきていた。さっき何かが塗られていて、それが水でとれたのだろう。続きはこう書いてあった。『3つの方向はすべてゴールに行ける』なので、3人は分かれて行った。
『楽しくなりそうだ…』3人を何かの画面で見ていた犯人がにやりと笑った。