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「それじゃあ入るよ」僕たちが入ると、そこには何一つ敵がいなかった。「おかしいな…敵がいないなんて」僕は何かのトラップかと思って僕は警戒しつつ進んだ。だが、ほかの2人はもう全く警戒していなかった。
「ちょっと、あまりのんきに駆け回ってたら…」僕は警告しようとしたが、それよりも前に彼女がボタンを踏んでしまった。
「キャー!」彼女の下に空間ができ、その中に落ちてしまった。「あぁ…」その下を見ると、彼女はスライムの中に首から下を突っ込んでいた。けがはないようだ。
「まあ別にあいつも殺しをしたいってわけじゃないだろうしまあわかるか」僕は僕は彼女をスライムと一緒に持ち上げ、地面に下した。彼女は完全にスライムだらけで、ぬめぬめとしていた。
「ああああ…」彼女はとてもしょんぼりとしていた。「まあ進もうか」僕たちは歩き、彼女も立ち上がって1歩、歩こうとしたとき…彼女はずっこけた。「アハハハァ…」僕はため息をつき、彼女のスライムを落とす手伝いをした。「これでそれじゃあレッツゴーだね」僕たちは歩こうとすると、今度は3人そろってこけた。さっき落としたスライムがまだ散らばっていたのだ。「いたたた…」僕は地面に倒れ、立ち上がった。今回は落ちないように気を付けて。
「それじゃあ行こうか」今度は慎重に歩きながら進んだ。転ぶことはなかった。「それじゃあ…」進もうかと言おうとしたとき、後ろで悲鳴が聞こえた。「どうした!?」僕は慌てて後ろを見ると、ネズミの大群が押し寄せてきた。「なんだ、ネズミか」僕はため息をついた。「たかがネズミでびっくりするか?」「だ、だ、だっで…ネズミはだめー」ガーネさんはそのまま気を失った。「あっちゃー、気絶しちゃった」僕は彼女を地面に寝かせ、ぞろぞろと突進してきたネズミの軍を始末しに歩いて行った。

「んんんッ」ガーネさんが気が付いた時にはもうネズミは始末していた。「あれ?ネズミたちは?」彼女は目をこすりながらあたりを見回した。「まあ、跡形もなくしたかな」実際ではブラックホールにしまった。何かいい材料になると思ったからだ。しかし、そんなことを言ったらまた季節されるかもしれないからそのことは言わないことにした。彼女はほっとしてそのまま立ち上がった。
「それじゃあ進もうか」僕たちは進もうとしたとき、周りが真っ暗になった。「!?」僕たちが周りを見ると、何一つ見えなかった。「何が起きてるんだ」僕はガーネさんに頼んだ。
「了解」彼女はライトボールを出した。「ここは…」その場所は完全に変わっていた。さっきまではコケがそこら中にあって日々も入っている見捨てられた建物のような場所だったが、今では黄金に輝くかべ、豪華な部屋に代わっていた。「よくぞ来た、俺の場へ」遠くから声がしてきた。「誰だ!?」そういったが、この声は知っていた。
僕たちの目的だ。

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📖上鍵です『|上鍵《じょうかぎ》と呼んで』小説家🛜lvl目標1000フォロワー・わがままだけど欲しい