ブラインド∹トラップ作成
やっぱり岸田先輩は面白いな…
私は鼻歌を鳴らしながら歩いていた。
ちょうどそこへ先生が現れた。
だが、普通に通り過ぎていった。
「?」後ろで何かが落ちた。音が聞こえてきたのだ。
私は後ろを見て、それがいったい何なのかを見てみるk十にした。
後ろを見てみると、地面に紙が落ちていた。
先生を呼び止めようとしたが、もう先生はいなかった。
職員室にその髪を持っていこうとすすると、その紙の持ち主が誰なのかわかった。
それは、私だった。
というか、向こうのほうから岸田先輩の視線を感じていた。
紙はにこちゃんマークが書かれていた。そして、
その時、私の心は変わった。
「岸田先輩…」ちょうどその時、向こうのほうで逃げていく足音が聞こえてきた。
そして、私はその足音を追った。
いつもはそこまでしないのだが、短距離なら自信はある。
すぐに追いつくことができた。
急に彼が止まったので、私は止まろうとした。
だが、すぐに止まるのはこの格好では難しかった。
ゆっくりになるために、私は少しの間走る必要があった。
だが、岸田先輩は止まったのに理由があった。
さっき通り過ぎていた先生が一つの教室から現れたのだった。
「こら!廊下を走るな!」私は叱られて、先輩は口笛を引いて近くで眺めていた。
絶対心の中で笑っている。しかも、口笛を吹けていなかった。
「フ~…」その息はまるで猫が警戒するかのようだった。
だが、先輩に何をしようとしても失敗する。
しかも、被害を受けるのはいつも私だった。
いつもだ。何をしても、いくら私が準備をしても彼はなぜか引っかからず、私が必ず引っかかるのだった。
「なんで?」どうやらただ単に先輩の運が強すぎて、私の運が弱すぎただけだった。
先輩は自然に起こる不運からは防ぐことができないのに、人が仕掛けたトラップからは逃げることができている。
しかも、その不運を仕掛けた人に飛ばせるのだった。
何か方法がないのかと考えて、思いついたことがあった。
もしも私がそこにいないのだったらどうなのだろうか、と思ったのだ。
だが、そうするにはいろいろと考えないといけない。まずは私がいないのにいったいどうやっておびき出すのだろうか、ということだった。
しかも、おびき寄せることができたとして、それよりも前に誰かが来なかったことを確実にするにはどうしたらいいのだろうか、という話だ。
「そうだ!」私はバケツを持つと、先輩の家に行った。
どうして知っているかは秘密にしておく。
シャワーのところに設置しておいたらいいのだ。
前に訊いたことがある。先輩の家族は夕方に帰ってくるのだと。
夕方というのは多分5時とかの時間だろう。
どうやら鍵をかけていないらしく、簡単に入ることができた。
シャワーに入るドアを開けて、うまくバランスできた。
後は帰ってから次の日を待つだけだった。
家にいればさすがに何も起こらないだろう、と思っていたのだ。
だが、予想外なことが起こった。
私はもしも聞いていなければ、気づかなかったことかもしれない。
そして、私が悔しむものが待っていたのだった。
だが、そのことを帰っている私は知る由もなかった。
「楽しみだな♪」