「わー!」僕はあまり町見て回ったことがなかったので、町に驚いた。
「しかし…」僕はあることに気が付いた。「…金が…ない」
僕は一度も何かを勝ったことがなかった。「何か旅に出たいなー」
僕は世界の美しさを知ったせいかわからないが、なぜか旅に出たくなった。
「でも戦争があるし…」僕は悩んだ。僕が出ると、確実にやられる。人数さで分かる。しかし、できるだけ早く旅に出たかった。
「そうだ!」僕はあることを思った。「僕のクローン―」僕は急いで自分の所へかけていった。
「おーい」僕は猛ダッシュで町の中をかけていた。
自分を見つけると、僕は呼び止めた。「おーい!」彼は僕の方を見て、きょとんとした。
「どうした?」「君の助けが欲しい」僕は大声のように、小声で言った。
「?」彼は全く意味を分かっていなかったが、説明をすると、彼の顔はぱっと明るくなってから、悪の顔になった。
「面白そうだね」
「うん」
僕たち2人はある、面白い事件を起こそうとしているのだった。
「お父さーん」僕ではなく、僕のクローンが先に行ってから、僕がその後に行った。勿論僕はクローンに黒い幕を体中に張ってもらった。彼に似せるためだ。
彼は僕で、僕は彼、見分けがつくわけない。お父さんとガーネさんは完全に僕たちが作った嘘を信じ込んでしまった。歩いているとき、僕たちは自分を見て、二ヒッ、と笑った。
「でもさー、相手が来るなら僕たちも攻めようよ」と、クローン(今は僕に化けている)が言った。
「それはダメだ」お父さんは冷静に言った。「相手は数千万という数だ。お前も言っていただろう。簡単に攻め込んではいけない」
「それじゃあ僕と僕だけで行けば?」クローンは彼と僕のことを言っていた。今は僕は彼で、彼は僕だ。そのことを気づく様子が全くない。
「それは…」今度はガーネさんが入ってきた。「私が言ってはいけないと宣言します」ガーネさんはずっと怒っていたらしい。「、だそうだ」お父さんはガーネさんに任せたというようにガーネさんが言ったことにまったく口を出さなかった。
「なので、ダメです」彼女は僕たちが戦争に出ることを大反対しているらしい。それに、先に行くことは。
「もしも行くなら私も行きます」彼女はそういって変えなかった。これは困ってしまった。僕が計画していたのは、2人で行くと言い、否定されても走って去ることにしていたが、腕の裾を捕まれているため、振り払うことできなかった。力の問題ではなく、心の問題だった。裾を持たれているのはクローンの方だった。しかし、彼の心は分かった。自分と彼は全く同じ人物だからだ。
「…」そこでは少しの間、沈黙の中に入っていた。「まあ仕方ないか、トイレに行ってくる」彼がそういうと、ほっとして彼女は裾を話した。しかし、その動きは最低なことを導いてしまうのだった。